あしたのジョーの登場人物 判明しているデータ全員の全部
データとは言えない話が多い気がしますが…
登場順にずらっと行きます。
Contents
- 1 矢吹丈
- 2 丹下段平
- 3 太郎
- 4 キノコ
- 5 トン吉
- 6 チュー吉(アニメではヒョロ松)
- 7 サチ
- 8 ゴンペー
- 9 平田
- 10 鬼山
- 11 西寛一
- 12 白木葉子
- 13 ゲリラ
- 14 ガイコツ
- 15 力石徹
- 16 青山守
- 17 荒井
- 18 沼田
- 19 福島洋一
- 20 的場
- 21 松木
- 22 白木幹之介
- 23 金剛三郎
- 24 林紀子
- 25 林屋のおやじさん(紀子父)
- 26 林屋のおかみさん(紀子母)
- 27 大高会長
- 28 釜本
- 29 ウルフ金串
- 30 相沢誠二
- 31 蜂須賀三郎
- 32 稲垣正平
- 33 吉沢洋
- 34 村瀬武夫
- 35 大井川豪平
- 36 沢井精二
- 37 遠山充造
- 38 沼川洋
- 39 石倉修
- 40 パンチョ・レオ
- 41 暴力おでん屋
- 42 ゴロマキ権藤
- 43 ジム会長連
- 44 殿谷浩介
- 45 松木さん
- 46 日野晃貴(てるたか)
- 47 墨東拳の所属選手ら
- 48 タイガー尾崎
- 49 原島龍
- 50 南郷浩二
- 51 ハリー・ロバート
- 52 カーロス・リベラ
- 53 河野さん
- 54 汽車好きの少年
- 55 稲葉粂太郎
- 56 ドサ回りメンバー
- 57 ユリ
- 58 ユリの母
- 59 ヤスオ
- 60 仙台松島一家の従業員大勢
- 61 ヘンリー・ジェイムス
- 62 ホセ・メンドーサ
- 63 ウスマン・ソムキット
- 64 須賀清
- 65 金敏腕
- 66 エディ・ベイセラ
- 67 ターニー・アロンゾ
- 68 ジム後輩連
- 69 大橋運動部長
- 70 エセリオ・ロブレ
- 71 金龍飛
- 72 玄曹達
- 73 剣持弘
- 74 ヤブ医者(ジョー評)
- 75 村上てるあき
- 76 塩谷会長
- 77 塩谷ジュン
- 78 塩谷じろう
- 79 チコ・ステインボード
- 80 Dr.キニスキー
- 81 ピナン・サラワク
- 82 サム・イアウケア
- 83 廃ビルの少年
- 84 レオン・スマイリー
- 85 エド・ギャレン
- 86 カロルド・ゴメス
- 87 吉岡満
- 88 滝川修平
- 89 横倉
- 90 ハリマオ
- 91 どっかの大学応援部員
矢吹丈
初登場1巻P8・アニメ1第1話
初登場時15歳(正確には逮捕時15歳。登場後間もなく逮捕される)
寄付金詐欺で逮捕。東光特等少年院に1年1か月+α収容される
(+αは反省房にいた日数)
少年院での房は第六寮
孤児院脱走の常習犯で北海道から九州までを転々
沖縄には行ったことがない
(ジョーが子供の頃はまだ沖縄が返還される前だった)
生涯戦績は、厳密には不明。
確認できるものだけをカウントすると
少年院2勝1分
力石分、松木〇、青山〇(力石非公式戦はノーゲーム)
バンタム級13勝6敗(含エキシビション)
村瀬〇、沢井〇、遠山〇、沼川〇、ウルフ〇、力石●、殿谷〇、タイガー●、原島●、南郷●、リベラr(Ex)●、リベラ(試合)不明、ソムキット〇、金敏腕〇、ベイセラ〇、アロンゾ〇、金龍飛〇、サラワク〇、ハリマオ〇、メンドーサ●
ドサ回り…カウントせず
となるが…
デビュー後のクロスカウンター連勝期には、もっと大勢を倒している可能性が高く、またボディブローの地獄からの使者期には、担架、入院、再起不能選手続出とあるので相当な数の白星を挙げているはず。詳細は不明。
プロで20近く勝っているものと思われる。
確認できるダウンは、奪取したダウン37、とられたダウン52。
ジョーの勝利を報じる新聞記事の見出しだけの試合と、ホセ戦中盤、葉子が会場を出ている間の展開が不明なため、総ダウン数も厳密には不明。
試合とダウンの詳細は
プロデビューの日は、1969年7月21日
原作で段平が言っているデビュー戦の日は「来月の21日」と、日だけ。
この日付1969年7月21日は、下記の記事で割り出した月に連載当時の年(1969年、昭和44年)を加えたもの。
うどん野郎マンモス西の減量詳細と梶原一騎生原稿#西の減量期間
世界タイトルに挑戦したときのランキングは世界4位
ウェイトは、117パウンド4分の1
(アニメの情報と合わせると身長は170.5㎝くらい)
ジョーのウェイト詳細は
いつも同じ服を着ていた印象があるが、原作全編で
コート1着
ボトム1本
Tシャツ、スウェット、トレーナー類10枚
ランニング2枚
トレーニングウェア上4着
トレーニングウェア下2本
カーディガン1枚
ハイネックニット1枚
シャツ3枚
ポロシャツ1枚
パジャマ上下1揃
スーツ1着
を着用してる
他に本人着用シーンのないままカーロスに着せたシャツが1着ある
ワードローブ詳細はこちら
トマトサンドが好き
家族に関する情報
物心ついた時には孤児院暮らしだったのでジョー自身も親について何も知らない。
アニメだけの設定
「ひかりのくに」という孤児院にいたことがある
アニメ2第16話で須賀清がジョーの1年前の公式記録を164.5cm、52.5kg。と言っている。
ジョーは成長期が遅く、この時1年前より6センチ身長が伸びているので実際の身長は170.5㎝だったことになる。
アスパラガスが嫌い
アニメ2第42話で葉子に「アスパラガスと医者ってのはどうも食わず嫌いなんだ」と言っているだけなので、本当に嫌いかどうかは微妙
同様に、段平に「まわりくどいのとなぞなぞってのは、あんまり好きじゃねえんだよ」とも言っていて、こっちは本当に嫌いであろう(アニメ2第15話)
アニメ2第19話(東洋タイトル獲得の前)で金龍飛のマネージャー玄が調査した情報では
推定年齢19歳6ヶ月から20歳3ヶ月
最初の孤児院は上野で脱走を繰り返したために全国34か所の孤児院を経験している
東光特等少年院で懲罰房に入っていた日数は全部で98日
丹下段平
初登場1巻P12・アニメ1第1話
矢吹丈をボクサーに育てる。丹下ジム会長。
ジョーと出会った時の推定年齢は40歳以上47歳以下。
元プロボクサーで日本タイトル挑戦目前くらいまでは行った(本人談)
片目を失明して引退後、柿の腐ったような臭いをさせながら小さなジム(極西拳闘クラブ)を設けるが、一人しかいない選手が段平の古い方針について行けず、よそへ移籍してしまう。
段平にはジム設立の借金だけが残り、山谷のドヤ街へ流れ着いた。
ジョーに会うまでは、売血した金で酒に浸る生活をしていた。
段平が最初にジョーと暮らしていた小屋は、風来橋の下にあった。
泪橋の下のジムは、ジョーが少年院から戻る前に建てたもの。
杖をついていると思うとジョーのランニングを先導したり、意外にミステリアスなおじさま。
アニメだけの設定
群馬に現役時代のごひいき筋がいる。(アニメ1第40話)
柔道の技を習得している?(アニメ2第19話)
太郎
初登場1巻P13・アニメ1第1話
ドヤ街の子供たちのリーダー。
小学校高学年くらいに見えるが、学校に行っている様子はない。
家族に関する情報
父ちゃんが酒飲み。
キノコ
初登場1巻P11・アニメ1第1話
ドヤ街チビ連のひとり。
お調子者のムードメーカー。
家族に関する情報
アニメでは同じような帽子を被った父ちゃんがちらっと出てくる
トン吉
初登場1巻P11・アニメ1第1話
ドヤ街チビ連のひとり。
アニメだけの設定
宴会では活躍を見せる。
チュー吉(アニメではヒョロ松)
初登場1巻P13・アニメ1第1話
ドヤ街チビ連のひとり。
アニメだけの設定
アニメでは特にビビりキャラとして描かれている。
家族に関する情報
妹か弟がいる。(母親が、赤ん坊のおもりをしろと怒っている)
サチ
初登場1巻P29・アニメ1第1話
ドヤ街チビ連のひとり。
盲信的なまでにジョーを愛している。
家族に関する情報
父ちゃんが中風。
アニメではサチが「子守をしろ」と言われている。
ゴンペー
初登場1巻P34
ドヤ街チビ連の一人。
日の丸のオーバーオール着用の子。
序盤は太郎らと一緒にいるのを確認できるが、フェイドアウトするほぼ幻キャラ。
しかし15巻P15でふいに再登場する謎の子供。
(ジョーがサチに「最近のジョー兄いなんだか怖いや」と言われる場面)
家族に関する情報
どぶ掃除をしろと怒っている母親登場場面アリ。(2巻P154)
平田
初登場1巻P53・アニメ1第1話
鬼姫会ナンバー2っぽい人。
原作には鬼山がいないので、もしかすると一番偉い人だったかも。
名前が出てくるのはアニメだけで、アニメと原作では顔も違う…それって違う人なんじゃと思わないでもないが、まあよいとしよう。
鬼山
アニメだけの登場人物 初登場はアニメ1第2話
鬼姫会トップ。
ジョーをスカウトするが、フラれて手を踏まれた上に三万円を脅し取られ、しまいに警察に踏み込まれる。
鬼姫会は、原作では冒頭でのジョー夜襲撃in玉姫公園以来登場しない。
アニメでは、ジョーにいじめられた末、全員半殺しの目に遭って解散した模様。
ジョーの世界タイトルマッチにも観戦に来ていた形跡はない。
西寛一
初登場1巻P187・アニメ1第6話
ジョーが鑑別所で投げ込まれた房のボス。
年齢は不明ながらジョー+1以上で+8以下
4 では西は何歳だったのか
練馬鑑別所の新参ジョーをねじりん棒とパラシュート部隊でもてなすよう、房のメンバーに指示するなど、暴君キャラであったが、その後ジョーと一緒に特等少年院へ送られ、ジョーの腹の座りように感服すると友人関係に。
少年院での房はジョーと同じ第六寮
あしたのために(その1)左ジャブの最初の練習台にしてクロスカウンターの最初の実験台
ジョーより一足先に退院し、段平の元に身を寄せ、丹下ジム創設を手伝う。
プロテストC級に一度で合格するが、ヘビー級のウェイトをミドル級まで落とす必要があり、以後減量に苦しむ。
西の減量についてはこちらに
リングネームはマンモス西
プロデビューの日は、ジョーと同じで1969年7月21日
うどん野郎マンモス西の減量詳細と梶原一騎生原稿#西の減量期間
ジョーの放浪中に運転免許を取得
拳の骨折をきっかけに引退してからは、林屋の本雇いとなり、ジョーが世界タイトルに挑戦する頃、紀子と結婚する。
家族に関する情報
少年院を出たものの、帰る場所もないまま丹下ジムに暮らしていたように見えること、立派に更生しての結婚式にも親族らしき者の姿が見えないことから、西も親がいないものと想像される。
アニメだけの設定
生涯成績は10勝3敗2分(アニメ2第13話)
引退記念パーティの時、背中に「マンモス西」とある(刺繍かプリントか不明)ガウンを着用している。(この時ジョーはまだガウンを着ていない。)
ジムを出た後の住まいは富士見荘
アニメの西は、引退後もよく丹下ジムに顔を出し、ホセ戦でもジョーのセコンドを務める。
白木葉子
初登場2巻P8・アニメ1第3話
ジョーの寄付金詐欺にひっかかり大金を寄付した財閥令嬢
年齢はジョーの+3以上かつ+5以下と推定される
少年院を定期的に慰問する劇団の団長
白木家は、力石をバックアップしていて、中でも葉子は、献身的に力石をサポートしている。
一度だけ髪をポニーテールにしていたことがある。
参考【あしたのジョー全出来事37】力石徹フェザーで再デビュー所属は白木ジム
力石の死後、白木ジムの会長に就任する。
ホセとの交流から、彼の主治医Dr.キニスキーの話を聞く機会があり、そこで語られるパンチドランカーの症状がジョーと一致していることに気付く。
ジョーとは反目しあう間柄だったが、ホセ戦前の控室では、涙ながらにリングへ上がるのをやめるよう懇願し、ジョーを好きだと打ち明ける。
原作高森朝雄氏が生前に語っていた葉子の複雑な心情について、あしたのジョー展で一部解説されている。
家族に関する情報
葉子の両親については確定情報がない。
減量中の力石が、白木家のディナーを断り、立ったままリンゴを齧るテーブルに同席している男女が両親のように見えるが、登場はそれ一度きり。
いずれにしろ親の影は薄く、葉子は、お爺ちゃん子。
アニメだけの設定
アニメの葉子は、時々山谷を訪れ、子供たちにお菓子やおもちゃを配る「下町の天使」と呼ばれていた。
そうしたイキサツもあり、アニメの葉子とドヤ街のチビ連は良好な関係だが、原作ではほとんど関わり合いがなく、子供たちは葉子を嫌っている。
アニメのジョーは、葉子を知って寄付金詐欺を思いつき、寄付金集めのダシに使う。
ゲリラ
初登場2巻P62・アニメ1第8話
少年院収檻理由不明
退院したらバンドを組むと言っている。
アニメだけの設定
入所前の職業は流しで、退院後も流しをやっている風だが、何か不味いことをして警察に追われ、ジョーを頼って丹下ジムにやってくる。
一緒に旅をしようとジョーに持ち掛けるが、力石との対戦を望むジョーはそれを断る。
参考【あしたのジョー全出来事42】少年院仲間のゲリラがジョーを旅に誘いに来る
ガイコツ
初登場2巻P62・アニメ1第8話
東光特等少年院 第六寮(ジョーと西が入る房)の収容生
少年院収檻理由不明
アニメでは、後にジョーが「あいつは風呂屋の息子のくせにデバガメをやって捕まったって話だ」と言っているが、ジョーの冗談なのか本当の話なのか不明。
でも面白いから覗きでいい。
家族に関する情報
家族構成は不明だが、前述の通り実家は銭湯。
退院したら釜焚きをやらされるんだろうと嘆いている。(本人はサラリーマン志望)
アニメだけの設定
ジョーと西のプロデビューに少年院から祝電をよこす。
参考【あしたのジョー全出来事60】西のデビュー戦はTKO負け
つまり、ジョーよりも前から少年院にいたガイコツが、ジョーのデビュー戦の日にもまだ退院していないことになるが、これはアニメだけの設定で、原作では、ジョーが退院する日の泥投げ合戦にガイコツの姿はない。
参考【あしたのジョー全出来事39】手荒な見送りを背に矢吹丈退院
力石徹
初登場2巻P99・アニメ1第8話
東光特等少年院 第一寮の収容生で郵便係
(他にどんな係があったのかは謎)
少年院入り前はウェルター級プロボクサーで、デビュー以来13連続KO勝ちの輝かしいリングレコードを更新していたが、野次った観客を殴って重傷を負わせ無期限出場停止処分になると、あちこちで素人とのケンカを繰り返して特等少年院へ。
退院後は、新設の白木ジムに所属。
フェザー級で再デビューし、その年の新人王になる。
白木家では、力石に自室と専用車を与えていて、ジョーがプロテストを受ける頃に力石は車を運転している。
ジョーが17歳くらいと推測されるとき、力石は18歳以上だったことになる。
ジョーと対戦するためにバンタムまで減量する。
減量詳細は
ジョーとの試合に勝ち、試合後死亡。
ふたりの試合の詳細は
丹下段平は何度「立つんだジョー!」と言ったか 矢吹丈全52ダウンから検証#対力石戦
墓地は護国寺(アニメ2では横浜)
おそらく生涯無敗(含猛獣)
ジョーと力石が言葉を交わしたのは、全部で14回だけ
家族に関する情報
親のいる気配はない。
葬儀が白木家であげらていたことからも、力石に肉親はなかったことが想像される。
アニメだけの設定
自転車の乗り方がかっこいい。
必ずクールな音楽をまとって登場する魔術をマスターしてる。
青山守
初登場3巻P155・アニメ1第15話
東光特等少年院 第七寮の収容生
収檻理由不明
後に公演された舞台「あしたのジョー」では、スリをやったという設定だったと聞くが詳細不明。
原作やアニメに青山が何をやって特等少年院へ送られたのかを話す場面はない。
痩せじしで「青びょうたん」と呼ばれている。
段平がジョーを無視して青山を指導するようになり、ジョーは混乱に陥れられる。
少年院のトーナメントでのジョーとの対戦では、一時はジョーをリードし、観る者が青山が勝つと信じるところまで追いつめるが、ジョーがフットワークや防御を取り入れはじめると歯が立たず、敗れる。
参考丹下段平は何度「立つんだジョー」と言ったか矢吹丈前52ダウンから検証#3 対青山守戦
青山との試合は、ジョーに防御の重要さを気付かせたばかりでなく、ボクシングの奥の深さを思い知らせる重要なターニングポイントだった。
白木幹之介がジョーを知ったのも、この試合。
家族に関する情報
アニメ2第44話で少年院仲間がジョーのタイトルマッチを観戦するために集まった喫茶店で青山は、少年院時代のことを「そりゃ親や社会からは見捨てられていたけど…」と語っている。
この口ぶりから青山には、断交状態の親がいたように感じられる。
(原作にこのセリフはない)
アニメだけの設定
ジョーとホセのタイトルマッチの時の職業は、地方の小さな工場の工員(本人談)
荒井
初登場3巻P155・アニメ1第15話
東光特等少年院の収容生、寮は不明
少年院で最初に青山と対戦する収容生
力石とジョーの試合がクロスカウンターで終了した後、感動と興奮のままに収容生たちが始めた試合に出場。
対戦相手である小柄でひ弱な青山を見くびっているが、力石矢吹戦でいくつかのエッセンスを学んだ青山に苦戦する。
業を煮やしてグローブを投げ捨て、素手で青山を殴ろうとするとリングを取り囲む収容生たちに引きずり降ろされ反則負け。
沼田
初登場3巻P233・アニメ1第17話
東光特等少年院の収容生、青山と同じ第七寮
第七寮からのボクシングトーナメント出場選手を決める予選で青山と対戦する。
青山がこんにゃく戦法を使い、なかなか打ち合いにならないので、見物していた同房者たちが飽きて将棋をしているうちに、血みどろにされて医務室へ。
福島洋一
初登場4巻P36・アニメ1第18話
東光特等少年院 第九寮の収容生
少年院ボクシングトーナメント1回戦で力石と当たる不運な人。
16秒KO生死不明。
的場
初登場4巻P36・アニメ1第18話
東光特等少年院 第十寮の収容生
少年院ボクシングトーナメント1回戦で青山と当たり、負ける。
青山にはそれほどのパンチ力がないが、あくまで基本に忠実に動く青山を的場は攻略できぬまま弱々しいパンチを何十と続けて受けた末、第3ラウンドにストマックブローを喰らって沈む。
松木
初登場4巻P44・アニメ1第18話
東光特等少年院 第十一寮の収容生
トーナメント1回戦でジョーと対戦する相手
野良犬を殺す名人(本人談)
12オンスのグローブに難渋するジョーを苦戦させるが、ジョーの反則によりロープ際に追い詰められ、リング外に墜落して負ける。
力石に負けた福島のほうがマシだったであろう。
試合の詳細は
丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対松木戦
白木幹之介
初登場4巻P132・アニメ1第19話
白木財閥総裁で葉子の祖父。
若いころにボクシングをしていた経験があり、不祥事でリングから締め出された力石のために白木ジムを創設。
力石を再デビューに導く。
大物らしい余裕があり、ジョーを見る目にも偏見がない。
ジョーの才能をおおいに認める幹之介は、丹下ジムに公認ライセンスが下りないことを知ると、ジョーを白木ジムで預かり段平はコーチとして迎え入れると持ち掛けさえする。
力石の死後、白木ジムを売却しようとするが、継ぎたいと主張する葉子に押し切られる。
家族に関する情報
内孫は葉子ひとり。
金剛三郎
初登場5巻P38・アニメ1第23話
フェザー級6回戦ボクサーでプロ復帰した力石の対戦相手
タイガー拳闘クラブ所属
ウェイトは126パウンド
ジョーは、少年院娯楽室のTVでこの試合を見る。
一度は力石からダウンを奪うが、第2RでKO負け。
林紀子
初登場5巻P107・アニメ1第26話
ジョーと西がバイトする乾物屋の一人娘。
年齢はジョーと同じと推定
葉子に似ているらしい
(と言っても、ジョー以外にそれを言っている人はいない)
ほがらかで優しい平凡な女の子。
カーロスとのエキシビションでセコンドをやったこともある。
一時は、丹下ジムを定期的に訪れ家事全般を手伝う間柄だったが、ジョーと自分では生きる世界があまりに違うと知ると、足が遠のき、後に西と結婚する。
家族に関する情報
両親ともに健在で一緒に店をやっている。
「あしたのジョー」の中で親との生活が垣間見えるのは紀子だけ。
アニメだけの設定
通う高校は、泪橋高等学校
林屋のおやじさん(紀子父)
初登場5巻P107・アニメ1第26話
紀子の父親
気のいい亭主で、失敗ばかりしているジョーをなぜか気に入っている。
やや恐妻家か。
アニメだけの設定
婿
林屋のおかみさん(紀子母)
初登場5巻P114・アニメ1第26話
紀子の母親
袋貼りもままならず手の焼けるジョーを厳しく監督するしっかり者。
まじめで素直な西を気に入っていて、紀子と一緒にさせるならジョーよりも西だと考えている。
大高会長
初登場5巻P136・アニメ1第26話
ウルフ金串を擁するアジア拳の会長
ライセンス交付の陳情にボクシング協会を訪ねた段平を冷たくあしらい金竜飛に締め上げられる。
略しすぎ?
釜本
初登場5巻P178・アニメ1第27話
白木ジム所属のライト級ボクサー
丹下ジムにライセンスがおりないことを知った幹之介がジョーに白木ジムへ移籍しないかと打診した日に、力石とスパーリングしていた相手。
フェザー級のウェイトの力石に押されてはいたものの、ライト級上位のベテラン(段平談)
アニメだけの設定
アニメでは「カマタ」という名。
ウルフ金串
初登場5巻P202・アニメ1第28話
バンタム級の新人ボクサーでアジア拳(会長は大高)の金の卵と呼ばれている。
試合前には異常にトイレが近くなるメンタルの持ち主で、元より世界などとても無理だったのだが、落ち目の言い訳にジョーを使える幸運な男。
新人王決定戦に勝ちバンタム級新人王になるが、試合後、新聞記者の集まる控室でジョーのクロスカウンターを受けダウン。
あっけにとられる記者たちだったが、ウルフを倒したのがバンタムのアマチュアボクサーだと知ると「これほどの実力を持つ選手がプロデビューできないのはアジア拳が妨害しているからか」と勘繰り始める。
慌てた大高がコミッショナーに掛け合い、急遽丹下ジムに公認ライセンスが交付された…というのが、ジョーとウルフの因縁である。
ジョーのデビュー後、ウルフ金串vs.矢吹丈戦が実現。
巧者ウルフは、ジョーのクロスカウンターを肘ではじき返して反対の腕でストレートをブチ込むダブルクロスを使うが、ジョーは、ダブルクロスへのクロスカウンター「トリプルクロス」で応戦する。
トリプルクロスを受けたウルフは、あごの骨を砕いて引退。
その後やくざの用心棒になる。
家族に関する情報
ボクシングを引退した後、実家に帰る道を取らなかったのは確かだが、それ以上は不明。
アニメだけの設定
ジョーと試合した頃、ジュンという婚約者がいた。
参考【あしたのジョー全出来事192】元詐欺犯ジョー、ウルフ金串に30万騙し取られる
アニメのウルフは、ジョーがウルフをゴロマキ権藤から助けてくれたことを知っている。
聞かずとも分かるが、友達が少ない(ウルフの先輩塩谷談・アニメ2第27話)
相沢誠二
初登場5巻P209・アニメ1第28話
バンタム級新人関西代表、西日本ジム所属
新人王決定戦でのウルフの対戦相手
新人離れしたテクニックのウルフに歯が立たずKO負け
単純に考えるとウルフの次くらいに強い新人だったはずだが、その後名前を聞くことはなかった。
蜂須賀三郎
初登場5巻P215・アニメ1第28話
フェザー級新人関西代表、沖島拳闘クラブ所属
新人王決定戦で力石と対戦する選手
54秒KO負け
稲垣正平
初登場6巻P81 ・アニメ1第29話
ジョーの最初のプロテスト(落ちるほう)でのスパーリングの相手(=両手ブラリ戦法の最初の相手)
国体準優勝の実績あり
ジョーのパンチでリングの外に飛び出るが、ロープをくぐって追ってくるジョーにさらに殴打される。
それを最後に名前が出ることはない。
バンタム級のはずだけど…
参考【あしたのジョー全出来事54】稲垣とのスパーリングで両手ブラリを初披露
アニメだけの設定
アニメでは国体優勝者
ジョーがバイトをさぼって道場破りする東橋高校ボクシング部の(たぶん)部長で、プロテストよりも前に一度ジョーとスパーリングしている。
ジョーのガードの甘さを指摘していた稲垣がノーガード戦法に釣られるとは痛快である。気の毒である。
参考【あしたのジョー全出来事51】バイト中に道場破りするジョー、稲垣に存外手こずる
吉沢洋
初登場6巻P157・アニメ1第31話
フェザー級10回戦ボクサー
ジョーが林屋で袋貼りをさぼってTV観戦する力石の試合の対戦相手
試合の結果は不明だが、途中までの実況と試合後のジョーの「力石はランキング入り間近」というコメントから力石が勝ったものと判断して間違いないであろう。
村瀬武夫
初登場6巻P184・アニメ1第32話
バンタム級の6回戦選手、ジョーのデビュー戦の相手
北星ジム所属118パウンド
4回戦を十数回戦っているうちに鼻がつぶれてしまったベテラン。
両手ブラリからのクロスカウンターを受け1ラウンドKO負け。
大井川豪平
アニメだけの登場人物
初登場アニメ1第33話
デビュー戦でジョーを気に入って勝手に丹下ジム付きドクターに就任したおじさん。
住まいは思川対岸に建築したバラック。
力石戦後にジョーが山谷に戻った時には、バラックごと消えている。
沢井精二
初登場6巻P220・アニメ1第34話
バンタム級6回戦選手
ジョーの第2戦対戦相手
2R、クロスカウンターでKO負け
遠山充造
初登場6巻P220・アニメ1第34話
バンタム級6回戦選手
ジョーの対戦相手
詳細不明なれど、おそらくクロスカウンターで負けている
沼川洋
初登場6巻P220・アニメ1第34話
バンタム級6回戦選手
ジョーの対戦相手
詳細不明。ノーガードにおびえていたらしい。
石倉修
アニメだけの登場人物(アニメ1第34話)
住み込み印刷工の青年
ジョーに憧れ丹下ジムに入門志願する。
段平は断るが、ジョーは石倉を金持ちと思い違いして申し訳程度の指導で金を取る。
石倉がなけなしの金で支払っていたと知り、ジョーは段平らとともに詫びに行くが、石倉は、まるで怒る風もなく、ボクサーになることは諦めたが、これからもジョーを応援すると言う。
パンチョ・レオ
初登場7巻P191・アニメ1第44話
フィリピンバンタム8位キャリア10年のボクサーで、東洋タイトルに挑戦したこともある。
117.5パウンド
力石のバンタム級初試合の相手
アッパーの空振りを繰り返していた力石が第3Rに突然出すストレートに倒れKO負け。
参考【あしたのジョー全出来事78】力石バンタム級初試合 アッパー作戦の意味は
暴力おでん屋
初登場9巻P53・アニメ1第53話
力石の死後、放浪するジョーをポン引きした屋台のふたり組
名前は不明
サラリーマン風の客からぼったくろうとしているのを見たジョーは、おでん屋を殴り殺して刑務所へ入ろうと考えるが、一発も当たらない。
暴力おでん屋は、ジョーを叩きのめして雪の中に捨て置く。
サラリーマンはどこ行った?
参考【あしたのジョー全出来事95】傷心のジョー、暴力おでん屋にやられる
ゴロマキ権藤
初登場9巻P146・アニメ1第55話アニメ2第1話
ケンカ請け負い業に従事する紳士。
ケンカが強いこと以外、一切の背景不明。
ウルフ金串を擁して強気になり、縄張りを荒らす暴力団(組織名不明)を追い出すために伝法組が雇った。
とても強く、ウルフでは相手にならないが、居合わせたジョーがウルフを助けるために出したボディブローで内臓破裂。全治三ヶ月。
この一件が警察沙汰になり、段平がジョーを警察署に迎えに行って、ジョーは山谷へ戻る。
「ゴロを巻く」は「ケンカする」の意味。
殴るときに手袋着用。
ハリマオ戦の前には、ジョーの依頼で乱闘スパーリングを手配し、段平も気づいていないジョーの衰えを見抜く。
この時ジョーのパンチドランクは、相当進行していた。
ジム会長連
ジョーの復帰戦をおもだったジムの会長が雁首揃えて見に来ているので、ここでまとめて。
ジョーが全員の名前を憶えていたことに驚き。
KCコミック あしたのジョー(10)P10 (C)高森朝雄・ちばてつや 2012
あしたのジョーに出てくるジムは以下の通り
ジム | 会長 | 所属選手、備考 |
丹下ジム | 丹下段平 | 矢吹丈、マンモス西、河野、荒川、吉沢、田村(アニメでは河野、秋山、加藤、神田) |
白木ジム | 白木幹之介→葉子 | 力石徹、釜本(アニメではカマタ)など |
アジア拳 | 大高 | ウルフ金串、井上(アニメにだけ力石次の対戦相手として名前の出るボクサー、フェザー級) 世界チャンピオンが二人所属しているらしい |
音羽クラブ | アニメでは兵頭と呼ばれている | |
大洋ジム | 国友 | タイガー尾崎、剣持弘 |
西日本ジム | 相沢誠二 | |
北星ジム | 村瀬武夫 | |
梅本拳 | 日野晃貴 | |
墨東拳 | 白木ジムやアジア拳よりは落ちるが丹下ジムよりはるかに立派なジム 川口、猪(イノ)安田(ヤス)石原、倉島など原作では南郷の会長は=墨東拳の会長に見える | |
天王寺拳 | 原島龍 | |
富士拳 | ||
沖島拳 | 殿谷浩介、蜂須賀三郎 | |
タイヘイジム | 中村 | アニメの南郷浩二(アニメで葉子が南郷のことを「タイヘイジムの選手」と言っている) |
塩谷ジム | 塩谷 | ウルフ金串の先輩のジム、金がない(アニメにだけ登場するジム) |
横倉ジム | 横倉 | 滝川修平 強い選手に恵まれず苦節20年のジム |
アニメ2では段平が、ジョーの対戦相手を探して、ほうぼうのジムを回る。
段平のメモにあるジム(対戦を断られたジム)は、アジア拳、新栄ボクシング、天王寺ジム、沖島拳、大高ジム、国友ジム、大東拳、中野ジム
ジョーがカーロスをパンチドランカーにしたと知れ渡っているため、どこのジムもジョーを敬遠して試合が組めず、困り果てた段平が白木ジムを訪ねると、葉子は、海外選手を呼べばいいと提案、マッチメイクの一切を引き受ける。
殿谷浩介
初登場10巻P8・アニメ1第58話アニメ2第2話
バンタム級8回戦ボクサー
ジョーのリング復帰戦の対戦相手、沖島拳所属の新鋭
デビュー以来13勝1敗KO率50%
力石の一件からテンプルをガードすることに意識を集中しているうちに、ボディーブローで1ラウンドKO負け。
この後、大勢をボディブローで倒しているが、名前すら出てこないので略。
松木さん
アニメ2だけで名前までが明確になっている登場人物。
白木ジム会長葉子の秘書らしき人。
ジムスタッフが葉子の噂話をしているのを軽く諌めたりもするが、そうしたことを葉子に告げ口するでもない、よきナンバー2。
白木ジムスタッフは、総じて有能なふうに見える。
…冷静に考えるとスタッフのやった仕事は、ハリマオを探してきたことくらいなので、優秀に見えるのは先入観のなせるわざか。
日野晃貴(てるたか)
ジョーの対戦候補だった(10巻P48)が、本人は出てこない。
バンタム級のボクサー、梅本拳所属
地獄からの使者矢吹丈をつぶす計画が会長連の間で持ち上がり、強い相手をぶつけようという話になった際に名前が挙がる、タイトルへの挑戦が視野に入るレベルの選手。
音羽クラブ会長が「日野でも不安だ、タイガー尾崎をぶつけるのがいい」と意見し、対戦は消える。
ジョーに負ければ内臓破裂コース、勝てばカーロスにやられる運命だった日野は命拾い。
「あしたのジョー」の中での幸運度は、吉岡満に匹敵する。
墨東拳の所属選手ら
西が拳を痛めてジョーのスパーリングの相手ができなくなったときに出稽古に行くのが墨東拳。
雑魚がずらっと出てくるので、まとめて。
登場は10巻P88から・アニメ1第60話アニメ2第3話
川口
出稽古に訪れた段平とジョーにお茶を淹れるよう指示される選手
猪(イノ)
ジョーの出張スパーリングの最初の相手
弱すぎて印象に残る選手
安田(ヤス)
ジョーの出張スパーリングの二人目の相手
猪より少しマシ(矢吹談話)
石原
ジョーの出張スパーリングの三人目の相手
典型的なテレフォンパンチ(矢吹談話)
他2名の墨東ボクサー
ジョーは「5人も相手した」と話しているが、上の3人以外は名前も出てきていない
倉島
ジョーの出張スパーリングの六人目の相手
12連勝中のホープ
タイガーがスパイに来ているのに気付いたジョーが怒り出し、膝蹴り飛び蹴りに出るので倉島の実力は不明
タイガー尾崎
初登場10巻P98・アニメ1第60話アニメ2第3話
日本バンタム級チャンピオン、大洋ジム所属
一度はジョーのボディブローに倒れるが、スパイ活動の成果からジョーがテンプルを打てないと知っているタイガーは、すぐ優勢に立ち、TKO勝ち。
ジョーがタオルを投げ込まれた試合は、これが最初で最後。
参考丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対タイガー尾崎戦
カーロスとの対戦は、南郷、原島の後。
実力を隠す必要のなくなったカーロスに16秒でKOされ、担架で運ばれる。
アニメだけの設定
土気色
アニメ2ではカーロス相手に17秒もった。
原島龍
初登場10巻P183・アニメ1第60話アニメ2第3話
日本バンタム級1位、天王寺拳所属
ジョー抹殺計画の二番手に起用される。
段平からボディしか打てなくなっていることを聞かされたジョーは、必死に原島のテンプルを打つが、その後吐き始める。
ジョーは担架で運ばれ、試合は原島の勝ち。
参考丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対原島龍戦
カーロスとの対戦は、南郷の次。
ラウンド終了間際に肘打ちを喰らってコーナーの椅子にダウンした状態になる。
目を覚まさないため、会長は泣く泣く棄権を申し出る。
南郷浩二
初登場11巻P25・アニメ1第64話アニメ2第6話
日本バンタム級2位、原作ではおそらく墨東拳、アニメではタイヘイジム所属
ジョーにテンプルを打たれてダウンするが、カウント中にジョーが嘔吐し始めるとレフェリーはカウントを中断してしまう。
このカウントを正しく取っていれば南郷KO負けのタイミングに見えるが、そのまま試合は続行される。
ジョーが反則に出て試合終了。
公式記録はおそらく反則勝ち。
参考丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対南郷浩二戦
カーロスと最初に対戦するのが南郷。
カーロスは、ラッキーパンチに見せかけて左右の肘を入れ、南郷を倒す。
伝説の血しぶきだけのコマの続く表現は、カーロス南郷戦で使われたもの。(11巻P157)
南郷自身には、特筆すべきことはなにもない。
彼女はかわいいが、その彼女もカーロスにまんざらでもない。
アニメだけの設定
アニメ1のカーロスvs.南郷戦は、ジョーのドサ回り先である仙台で開催される。
ハリー・ロバート
初登場10巻P205・アニメ1第63話アニメ2第5話
カーロス・リベラのマネージャーで「ドルを呼ぶ男」と異名をとるやり手
原作では、原島-矢吹戦を葉子とふたりで観戦に来ている場面が最初の登場。
原島戦のジョーは、試合中にケンカし始める段平と西に気を取られてよそ見をするなど、元々散漫な状態であったが、客席で葉子とロバートが並んで座っているのにも動揺している。
ジョーは、ロバートに見覚えがあると言っていて、後に、よく南米のボクサーについている腕利きのマネージャーだと思い出している。
ロバートは、マスコミによく顔を出している人物だった模様。
日本語が話せる。
アニメだけの設定
アニメ1では葉子が日本に滞在しているロバートを訪ね、強いボクサーが間違いなく来日するのかと念を押し、ロバートが保証する場面が最初。
アニメ2では葉子がベネズエラに赴いてロバートと商談する場面が初の登場。
原作でのロバートとカーロスの関係は、親しくはあるもののビジネス上のパートナーの域を出ないように見える。
ジョーの記憶通りであれば、ロバートは、よく南米の選手の試合でセコンドをしている者で、カーロス一人の専属というわけでもない。
ジョーが失格に終わったエキシビションマッチの後、もう一試合やればいいとの葉子の提案をロバートが退けようとした際のカーロスの
マネージャーハ
アクマデモ選手ノ代弁者デアルベキダナ
ロバート!KCコミック あしたのジョー(13)P57 (C)高森朝雄・ちばてつや 2012
という言葉にも、ふたりの間柄は意外にドライなものだったことが現れている。
アニメでは、ふたりは友人関係。
アニメ1では、成金風のプロモーター、ヘンリー・ジェームズから、ホセとのタイトルマッチ実現のため、ジョー矢吹との試合をスキップするよう持ち掛けられたロバートが、少年時代のカーロスを思い出し、スラム街から這い出すために今日までふたりで頑張ってきたと述懐している。
(アニメ1第77話「男の闘い」)
参考:【あしたのジョー全出来事138】カーロス、世界タイトルマッチをキャンセル
アニメ2では、ふたりの友情はより鮮明。カーロスは、ロバートに
君は私の親友だ。
そして時として兄であり父親でもある。アニメ2第10話「クリスマスイブ…その贈り物は」
と言っている。
カーロスの言いたいことは、「だから、ジョーと試合させて」であり、ロバートは、カーロスの希望を叶えてやりたいが資金面の問題に頭を抱える…
というほどの関係。
カーロス・リベラ
初登場11巻P27・アニメ1第63話アニメ2第5話
世界バンタム級6位のボクサー
「小さな巨人」「ベネズエラの戦慄」「飢えた黒豹」と、ホットな呼び名を欲しいままにする無冠の帝王。
「あしたのジョー」の中では、力石の死後ずっと続いていた曇天を晴らす梅雨明けの太陽のような存在で、ジョーが立ち直るきっかけになる。
白木ジムによって日本に招聘される。
南郷-矢吹戦のリングで挨拶に登場した時点での戦績は、デビュー以来負けなしの34勝。
KO勝ちの連続記録を19と更新中だった。
ジョーとグローブを交え、親友となってベネズエラへ帰国する。
試合の詳細は
発音のたどたどしさとは裏腹に、日本語のボキャブラリーには目を見張るものがある。
例:「よくぞ~~殺せたものだ」「仮にも人間ひとりを」「お株を奪った」など
カラカスのスラム街で育ったカーロスには、世界チャンピオンになろうという野心も充分にあったが、宿願であった世界タイトルマッチに1ラウンドでKO負け。
パンチドランク症状が重く再起不能であると伝えられる。
パンチドランカーについてはコチラに
矢吹丈-ハリマオ戦の東京体育館に現れるカーロスは、見る影もない変わりようながら、ジョーのことは覚えている。
参考:【あしたのジョー全出来事233】見る影もないカーロスのジャブ
家族に関する情報
不明だが、パンチドランカーになったカーロスの身柄を葉子が預かっていることから、おそらく両親はいない。
まともな親ならあの病状の息子が海外にいるのを放置するはずがなく、逆にまともでない親なら世界ランカー時代にたかりに来ないのがおかしい。
たかりに来たことがきっかけで絶縁したとも考えられるが、行く先々のスラムで住人に気前よく金品を与えてしまう癖があるカーロスが、親のたかりに応じないはずがなく、やっぱりおかしい。
アニメだけの設定
アニメ1では、葉子とロバートが空港に到着するカーロスを迎えに行き、ソンブレロを被ったカーロスがタラップを降りてくる場面が初の登場。
アニメ2では、ロバートと一緒に飛行機で成田に着いたところが最初。
アニメ2では、世界タイトルマッチのために編み出したという見えないスーパーパンチをジョーとの試合で披露している。
アニメ2では、ハリマオ戦後、葉子の手配により箱根のサナトリウムで療養している。
河野さん
初登場11巻P118・アニメ1第65話
トサ回り草拳闘のプロモーター
3連敗したジョーをドサ回りにスカウトする。
一座の名前は「東大日本拳闘振興会」
アニメだけの設定
アニメ1での組織名は「日本地方興業」
汽車好きの少年
アニメだけのキャラ(アニメ1第66話)
ドサ回りに旅立つジョーと上野駅へ同行する少年。
少年が上野駅ラーメン屋前でいざこざを起こすガラの悪い男が、ドサ回りメンバーだった。
ジョーとケンカがはじまりそうなところへ稲ちゃんが来て制止する。
参考:【あしたのジョー全出来事118】上野駅の別れ-ジョー、ドサ周りへ旅立つ
稲葉粂太郎
初登場11巻P130・アニメ1第66話
ドサ回りメンバーのひとり。
現役時代はフェザーの3位でタイトルに挑戦したこともある。
稲ちゃんと呼ばれ、ドサメンバーだけでなく河野からも一目置かれるリーダー格。
カーロス病にかかったジョーを東京へ帰そうと、一座から叩き出す。
参考【あしたのジョー全出来事130】稲ちゃん、カーロスに焦がれるジョーを東京へ叩き返す
アニメだけの設定
アニメでの現役最高位はフェザー2位
ドサ回りメンバー
ハリケーン馬場
どの人かいまいち不明
雷電為五郎
どの人かいまいち不明
ベアー釜崎
どの人か説明するのが難しい
アニメでは「ベアー宮崎」というリングネーム。
現役時代は、雷電為五郎、シャーク鈴木とともに三羽ガラスと呼ばれたボクサー(本人談)
シャーク鈴木
アニメで「シャーク」と呼ばれているのは、他メンバーより少し若めに見える人だが、三羽ガラスのベアー宮崎は完全なるおっさんに見える…。
ユリ
アニメだけの登場人物(アニメ1第69話)
ドサ回りの休日に稲ちゃんと山へ登り、崖から落ちたジョーが世話になる牧場の娘。
「ジョーが兄さんになってくれたら~」と言っていることから、ジョーよりも年下らしいが…
牧場の最寄り駅と思しき駅は大野原駅
ユリの母
アニメだけの登場人物(アニメ1第69話)
ジョーを家出中の息子と間違える。
ヤスオ
アニメだけの登場人物(アニメ1第69話)
ユリの兄。
ボクサーになると言って数年前に牧場を飛び出し、音信が途絶えていた。
マスクで顔を隠して牧場へ強盗に入り、ジョーに殴られて捕まる。
強盗がヤスオだと気づいた母親が、金を持っていくように言うと、ヤスオは泣き出し、牧場へ戻ることに。
ユリは、ヤスオとジョーを似た年恰好だと言い、ジョーもヤスオくんと呼んでいるが…何歳?
仙台松島一家の従業員大勢
アニメだけの登場人物(アニメ1第70話)
アニメ1でカーロスが南郷と試合する仙台スポーツセンターでボクシング会場設営をしていた会社。
ジョーが南郷を殴るのを見て、なぜかジョーにかかってくる。
飛び入り参加のカーロスがジョーに加担。結果は言うまでもない。
参考:【あしたのジョー全出来事124】カーロス、勝手にジョーとタッグを組む
ヘンリー・ジェイムス
アニメだけの登場人物(アニメ1第77話)
アニメ1で、ジョーとの試合が決まっているカーロスの元に世界タイトルマッチの話を持ってくるプロモーター。
どうしてもジョーと試合をしたいカーロスから色よい返事がないと見ると、ジョーの篭絡を企てるが失敗。
最後にカーロスの前に札束を積み上げて落としにかかる。
結局カーロスは、ジョーとの対戦を選び、袖にされたヘンリーは、呆れながらも「暇があったら見たいがね」とつぶやいて帰る。
試合当日、見に来た形跡はない。暇がなかったようである。
ホセ・メンドーサ
初登場14巻P78・アニメ2第14話
これはカーロス戦後の様子がちらっと出てくる登場場面。ジョーのパーティに現れたところを初登場とするなら、14巻P186、アニメ2第17話になる
アニメ1第77話にも、ホセらしき写真(ボクシング雑誌の表紙)は出てくるが、あまりにホセとかけ離れたおじさんの絵なのでなかったことに
バンタム級の世界チャンピオン
ジョーと対戦した時のウェイトは118パウンド
年齢は原作では不明。アニメではハワイでの試合の時に30歳(須賀談)
カーロス・リベラを1ラウンド1分33秒でKO。
ロバートは、「カーロスはジョーとの試合でパンチドランカーになっていた」とコメントするが、後に、頭蓋骨に残るヒビの状態から、彼の脳に深刻なダメージを与えたのはホセのコークスクリューパンチであると情報が訂正される。
強いだけでなく、健康管理にも細心の注意を払うチャンピオン。
メキシコの選手だが、主治医はハワイ在住というから恐れ入る。
ジョーとのタイトルマッチまで、一度もダウンしたことがない(実況談)
対矢吹丈防衛戦には判定勝ち。
試合の詳細は
丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対ホセ・メンドーサ戦
ホセ-矢吹戦でのホセの追いつめられ度を、ホセが口を閉じているか開けているかで測った、ホセ開口率は、第1R22.22%、第7R80.36%。
詳細は
【あしたのジョー全出来事254】右目の異常に気付かれ再びホセ優勢に
家族に関する情報
白人妻と4人の子供がいる。長男(たぶん)の名はチェルシー。
アニメだけの設定
アニメではWBAとWBCの統一戦なるものがあり、WBCチャンピオンだったホセは、ラスベガスで行われた統一戦でWBAチャンピオン、カロルド・ゴメスを破り統一チャンピオンになっている。
参考:【あしたのジョー全出来事216】ホセ、ジョーと葉子をベガスに招待
少年時代には、非公式の地下ボクシングで大人を次々倒していた。
ウスマン・ソムキット
初登場14巻P120・アニメ2第15話
タイのバンタム級チャンピオンで東洋ランキング5位
118パウンド
キックボクシング出身
キック出身の打たれ強さに警戒しろと段平は言うが、試合はジョーの1分6秒KO勝ち。
実況に「矢吹時代の足音が」と言わせたのは、この試合。
日本のボクシング界にいまや巨大なスターが誕生しつつあります
矢吹時代の足音が聞こえてくるようです!!
KCコミック あしたのジョー(14)P139 (C)高森朝雄・ちばてつや 2012
アニメだけの設定
アニメでソムキットを探して話をまとめるのは葉子。
公開スパーリングでふたりを同時に相手にしている。
キックボクシングから転向して以来18戦全勝。
キックボクシング時代を含め、スリップダウンすらしたことがない。
日本でのジムは神田ジム
須賀清
アニメだけの登場人物、初登場はアニメ2第16話
フリージャーナリスト兼情報屋、時々ゆすりたかり(本人談)
ジョーの身体が1年前の公式記録より大きくなっていることを言い当てた人物。
葉子と契約し、情報収集に携わる。
怪しくてかなわないが、少なくともジョーや葉子に対しては悪人ではない。
「ドキュメント矢吹丈 狼になろうとした男」を書きためるも、ホセ戦までにジョーのファンになってしまったため、公平な視点を失った自分には書けないと判断してお蔵。
最初からファンにしか見えていなかったが…
大学時代にボクシングをやっていた経験がある。
運転の荒さは葉子といい勝負。
金敏腕
初登場14巻P140
韓国バンタム級チャンピオン
ジョーがソムキットの次に対戦する相手で4ラウンド1分36秒KO負け。
エディ・ベイセラ
初登場14巻P143
アルゼンチンJr.フェザー級の選手
ジョーと対戦し、6ラウンド2分40秒でタオル。
ターニー・アロンゾ
初登場14巻P144・アニメ2第16話
フィリピンのバンタム級ボクサー東洋ランキング3位
2ラウンド2分54秒、3ダウンでジョーの勝ち。
ジム後輩連
原作とアニメで名前が違う。
原作では
河野(初登場14巻P149)
細面で伸びた角刈りっぽい人、よく出てくるレフェリーと似た人
茅ヶ崎ではチンピラがよけて通るほど鳴らしていた(本人談)
田村(初登場14巻P156)
河野をちょい丸くした感じの人…のはずだがジョーが坊主の後輩に「おい田村」と話しかける場面もあり…(15巻P21)
荒川(初登場14巻P157)
大柄の人
吉沢(初登場14巻P157)
坊主の人
アニメでは
河野、神田、秋山、加藤といて(アニメ2第35話でジョーが誰でもいいから誰か来てくれというニュアンスでそう呼んでいる。)坊主の人は、吉沢でなく神田。
河野は細面の人で同じ。
大橋運動部長
初登場14巻P177・アニメ2第17話
ジョーとタイアップするテレビ関東の運動部長
段平を銀座のクラブで接待したりするが、ジョーとふたりだけで話す場面はない。
エセリオ・ロブレ
初登場15巻P11(本人登場はない)
バンタム級東洋2位のボクサー
段平がターニー・アロンゾの次にジョーに当てようとしていた選手。
急遽金龍飛との試合が決まり、ロブレとの対戦は流れる。
金龍飛
初登場15巻P27・アニメ2第18話
東洋太平洋チャンピオン
攻撃防御ともに正確無比。氷のような冷静さで敵を裁くスタイルは、戦うコンピューターと呼ばれている。
一方で、試合をした後は夜通し手を洗う奇行も見せる。
本人には、手に血がついているように見えているそう。
父親の頭を石で割って殺した過去を持ち、現在も頭から流れる血を見るとパニックを起こす。
ジョーとの防衛戦でこの弱点があらわになり、6ラウンド逆転KO負け。
試合の詳細は
丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対金龍飛戦
家族に関する情報
両親ともに他界している。
母親は、朝鮮戦争の空襲で死亡。
孤児となった金は食べるものもなく、さまよい歩くうちに兵士の遺体を発見する。
兵士の荷物から見つけた食料をほおばっていると、死んだと思っていた兵士がうめきながら近寄ってくるので、あまりの恐ろしさに手近にあった石で頭を殴って殺してしまう。
脱走兵の捜索にやってきた隊員により、金は、殺した兵士が自分の父親金青蓮だと知る。
その捜索隊の隊長が、現在のマネージャー玄曹達。
アニメだけの設定
試合でふたりのボクサーを死なせているという情報のほか、アニメでは須賀が現地に赴いて金を調査しているので、他のどのボクサーよりもデータが揃っている。
1945年8月2日開城市生まれ
1950年両親死亡
玄マネージャーに育てられ高校時代からボクシングを始める
アマチュアで108戦全勝
プロ転向は33歳のときで以来12戦すべてKO勝ち
ジョーとの対戦時は36歳
玄大佐の率いる特殊部隊に所属しベトナム戦争を戦った経験がある
現在も玄とともに軍に籍をおいていて階級は中尉
軍の敷地内に暮らし、陸軍の秘密訓練場でトレーニングしている
ここまでが須賀の報告。他に金自身が言うには、毎朝ビスケット3枚しか食べていないそうで…
夜中に冷蔵庫のもの漁って食ってるのをまるで覚えていないとは、実に病的である。
あるいは、小食が若さの秘訣だと言いたかったのか。
ジョーとの試合を最後に引退。
玄曹達
初登場15巻P27・アニメ2第18話
金龍飛のマネージャー
若いころにはアマチュアボクシングで名を馳せた人物で、現役の空軍大佐
子供時代に金が殺した父親の上官(当時は少尉)で、以後親代わりとして金を育てる。
毎日金に気づかれないように冷蔵庫を補充するのが日課だが、もう慣れたものである。
剣持弘
初登場15巻P33・アニメ2第19話
ライト級のボクサー、大洋ジム所属
金龍飛の日本での対戦相手だが、2階級下の金に一方的に押される。
ジョーが試合途中で帰ってしまうため結果は不明というか自明というか…アニメでは10カウントを取れられて負けるところが出てくる。
参考:【あしたのジョー全出来事174】金龍飛vs.剣持弘 葉子に会う
ヤブ医者(ジョー評)
初登場16巻P147
東洋タイトルマッチの後、丹下ジムで倒れたジョーを往診した医師
ジョーの昏倒がパンチドランク症状であったことは、ジョー本人と読者には分かるが、眠っている状態のジョーを診察しただけの医師が気づくはずもなく、病院での検査をすすめるにとどまる。
栄養剤を射とうとしてジョーに突き飛ばされ、ヤブ医者呼ばわりされて帰る。
参考【あしたのジョー全出来事189】紀子がパーマかけてジョー倒れる
村上てるあき
アニメだけの登場人物(アニメ2第26話)
ジョーが須賀に案内されて話を聞きに行った横浜のやきとり屋台の主人
元全日本ライト級チャンピオン
13年前、アマチュア時代のホセ(当時16歳)と対戦したことがあり、1ラウンドでKO負けを喫している
現役引退後、ホセが世界チャンピオンになったのをうれしく感じ、それが今の仕事をはじめる原動力になった、自分が負けた相手がチャンピオンになるのは理屈抜きにうれしいものだと語る。
飼い犬に「ホセ」と名付けている。
参考【あしたのジョー全出来事191】元全日本ライト級チャンピオン村上輝明とその犬ホセ
塩谷会長
アニメだけの登場人物(アニメ2第27話)
ウルフ金串の先輩で元日本フェザー級3位
ジョーとパチンコ屋で再会したウルフは、今は塩谷のジムでトレーナーをしていると偽る。
ウルフは、ジムの資金繰りに奔走していると騙り、ジョーから30万を引き出すが、返済期限の一週間後、待ち合わせの喫茶店「木馬」に現れず、姿を消す。
塩谷ジュン
塩谷会長の娘で、現役時代のウルフと婚約していた。
引退後やくざの用心棒になったウルフとの婚約は宙に浮いた状態になっているが、今もウルフが立ち直ると信じている。
ジョーの様子から、ウルフがまた詐欺をやったと勘付き、肩代わりすると言うが、ジョーは「あんたが奴を信じてるように俺も奴を信じる」と言って断る。
参考:【あしたのジョー全出来事192】元詐欺犯ジョー、ウルフ金串に30万騙し取られる
塩谷じろう
アニメだけの登場人物(アニメ2第27話)
ドヤの子供たちが丹下ジム前の土手で遊んでいるところを荒らしに来るバイクの少年。
塩谷の息子(ジュンの弟)
学校に行かずブラブラしている。
ジョーに殴りかかり、当然敵わないものの「スジがいい」と褒められると気をよくし、バイクをやめてボクシングをやろうかなと言い出す。
ジョーが東洋チャンピオンであることを知っての上で向かっていく、そのムダな負けん気を蛮勇と切り捨てたくはない。
チコ・ステインボード
初登場16巻P20・アニメ2第28話
ハワイバンタム級ボクサー
ジョーのハワイでの公開スパーリングの相手
ホセのファンで、前日にホセのポスターを殴ったジョーに腹を立てている。
スパーリングは、すぐ終わる。
Dr.キニスキー
初登場17巻P57・アニメ2第30話
ハワイの医師でホセの主治医
パンチドランカーについて研究している、ボクサーの健康管理の世界的権威。
ホセは、定期的にキニスキーの診察を受け、メンドーサ夫人もまた、日常生活でよくホセを観察するよう指導されている。
キニスキーと夫人の話を横で聞いていた葉子は、この時初めてジョーの状態に不安を抱く。
一度はジョーを正常と診断。
誤診に気づいた時には、ホセとの対戦は間近で、興行権は葉子の手からテレビ関東へ渡っている。
参考:【あしたのジョー全出来事218】Dr.キニスキーの誤診「ジョーは正常」
アニメだけの設定
ハワイ大学で日本語を教えているそうで、日本語が話せる。
ピナン・サラワク
初登場17巻P78・アニメ2第29話
ハワイバンタム級のボクサーでジョーの東洋タイトルの最初の挑戦者
ジョーの一度きりの海外遠征での対戦相手
ジョーの予告通り2ラウンドでタオル
参考丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対ピナン・サラワク戦
アニメだけの設定
117パウンド
アニメでは3ラウンドKO
サム・イアウケア
初登場17巻P144・アニメ2第31話
ハワイフェザー級チャンピオン
ホセのハワイでの対戦相手
両肩掴みから2発受けてKO負け(1R1分52秒)
参考:【あしたのジョー全出来事206】ホセvsハワイフェザー級王者サム・イアウケア
廃ビルの少年
アニメだけの登場人物(アニメ2第32話)
ジョーが取材記者から逃れて子供たちと逃げ込んだ廃ビル(15歳の頃のジョーが寄付金詐欺の末に立てこもり、段平に殴られ逮捕されたビル)に隠れていた少年。
逃げている様子だったが、少年を追ってきたのはゴロマキ権藤。
ジョーは、少年を助けてやるよう言うが、権藤は、舎弟に少年を連行させる。
よくよく聞けば、権藤のかつての命の恩人の息子が家出して隠れていただけだった。
それを最初に言えばいいのに黙って連れて行こうとするので、ジョーと権藤は格闘になり、廃ビル半壊れ。
参考【あしたのジョー全出来事212】取材から避難した廃ビルでゴロマキ権藤とセッション
レオン・スマイリー
アニメだけの登場人物(初登場アニメ2第33話)
WBA,WBCともに世界バンタム級ランキング1位
ブルックリン出身の23歳
身長170cm リーチ71.5cm
戦績は24勝0敗1分21KO
データは、テレビ関東大橋部長によるもの。
そのわりにはウェイトが分からなかったりするのだが、バンタムリミットくらいであろう。
ホセvs.カロルド・ゴメスの統一戦の勝者と、レオン・スマイリーvs.矢吹丈戦の勝者が次に対戦することが決定している。
ホセと統一チャンピオン戦を戦うWBAチャンピオン、カロルド・ゴメスのかつてのスパーリングパートナーで、ホセとのタイトルマッチを切望するジョーとは逆に、ゴメスとの対戦を強く望んでいる。
カードの名手で、いかさま占いを披露するなどファンキーな兄ちゃん。
判定でジョーに敗れたリングでは悄然としているが、帰り道では「チャンピオンになったジョーに必ず挑戦する」と語る、実に気持ちのいい男。
その夜、交通事故で死亡。
参考:【あしたのジョー全出来事215】レオン・スマイリー交通事故死
エド・ギャレン
アニメだけの登場人物(初登場アニメ2第33話)
レオン・スマイリーのトレーナー
40年のキャリアがある白髪の紳士で、育てたチャンピオンはこれまでに12人。
レオンを13番目のチャンピオンにするのが夢だった。
日本語が話せる。
カロルド・ゴメス
アニメだけの登場人物(初登場アニメ2第33話)
WBAバンタム級チャンピオン
プエルトリコ出身23歳
19歳で世界チャンピオンになるとタイトルを連続10回防衛
32戦32勝28KO
カリブの黒豹の異名を持つ
ホセ・メンドーサ(WBC王者)との統一チャンピオン戦に5ラウンドKO負け。
病院へ搬送され死亡。
参考【あしたのジョー全出来事216】ホセ、ジョーと葉子をベガスに招待
吉岡満
初登場18巻P10
丹下ジム後輩連がTVで見る試合の出場選手、対戦相手は滝川修平
クロスカウンターが得意(荒川談)
東洋バンタム級6位→滝川に負けて8位
この試合に勝っていたら、ハリマオをぶつけられるのは吉岡だった(葉子談)
滝川修平
初登場18巻P10
東洋バンタム級8位→吉岡に勝って6位、横倉ジム所属
吉岡に勝った時点で9連勝しており、現東洋チャンピオンのジョーがホセに勝った場合の次期東洋チャンピオン有力候補と言われていた。
ハリマオを東洋ランキングに入れるために葉子がセッティングした試合の対戦相手。
ハリマオの飛翔戦法を攻略し、1ラウンドで2度のダウンを奪うが、ロープからロープへ飛び移りながら殴打してくるハリマオに成すすべなくダウン。
ジム会長横倉がたまらずカウント中にリングに飛び込み、医者を呼ぶほどのダメージを負う。
その後は不明。
参考:【あしたのジョー全出来事226】ハリマオvs滝川修平戦
横倉
初登場18巻P15
滝川の所属する横倉ジム会長
横倉ジムは、戦後まもない頃からの歴史を持ちながら強い選手に恵まれずにいたジム。
吉岡戦勝利後に葉子から「東南アジアからランキング外の無名選手を招聘するので、滝川選手と200万で試合をさせてくれないか」と持ちかけられ、承諾する。
滝川をたいそう可愛がっていたふうだが…
参考:【あしたのジョー全出来事221】葉子、ハリマオvs滝川修平戦を決める
ハリマオ
初登場18巻P40・アニメ2第37話
マレーシアのジャングル育ちのボクサーで今も部族語しか話さない。
白木ジム職員が、「かつての矢吹丈のようなタイプの選手を探してほしい」との葉子の依頼を受けてピックアップしたボクサーだが…
17戦17勝すべてKO
117.25パウンド(53.18kg)
年齢は不詳。
16歳の時には近くの原住民は誰もハリマオにかなわなかったとあることから、16歳よりは上。
現地を訪れたイギリス人記者によってボクサーに育てられるが、記者の高圧的な態度に腹を立て暴行、記者は長期入院中。
チョコレートが大好きで、チョコを渡すと静かになる。
ハリマオは現地語で虎の意味、誰からともなくそのリングネームがついた。
高く飛び上がり、落下とともに敵を打つ飛翔戦法、リングロープを飛び移りながら往復でパンチを当てるムササビ戦法、宙返りをしながら左右のアッパーを当てる後方ひねり宙返りダブルアッパーを持っている。
窮地に追い込まれると頭突き飛び蹴り噛み付き等の反則に出ることも。
ジョー良く勝てたな、これ…
対戦詳細はこちらで
丹下段平は何度立つんだジョーと言ったか矢吹丈全52ダウンから検証#対ハリマオ戦
どっかの大学応援部員
アニメだけの登場人物(アニメ2第43話)
段平とジョーが、ホセ戦前に合宿する八ヶ岳の山荘近くでキャンプを張っていた。
夜の山を走るジョーについて行けず単身で山中をふらふらする段平が偶然にキャンプを発見し、なぜか一緒に酒盛りを始める。
段平を探しに来たのが矢吹丈だと気づくと、全員でホセ戦の健闘を祈るエールを熱唱してくれる。
あなたがたがいなかったら最後がハリマオになるとこだったよ、ありがとう。