あしたのジョー」のアニメはふたつあり、それぞれカバーする箇所が違います。

アニメ1は、最初からカーロス戦まで、アニメ2は、力石の死後、放浪しているジョーがウルフ金串を見かけるところから最後までです。

カーロス戦は、両方に入っています。

しかも原作では、このふたりの対戦はエキシビションと10回戦の2回あります。

この4つの対戦は、少しずつ違うところがあり、とてもややこしいので、まとめました。




ジョーとカーロス4つの対戦概況

原作~エキシビションと10回戦

ジョーは満足、カーロスは不完全燃焼のエキシビション

開始のゴングが鳴るとすぐにジョーは、立て続けに二度ダウンするものの笑っている。

やおらロープにもたれるジョーをカーロスのスイングが襲うが、ジョーは飛んでくるカーロスの左腕を右のグローブで弾き返すと右腕を背後のロープに当てて反動をつけたフックをカーロスのボディに入れる。

3Rには、ジョーがカーロスに肘打ちを食らわせるなど互角の打ち合いが続く中で両者ダウン。

倒れて場外に転げ落ちたジョーがリングへ上がろうとするのを段平が助けてしまい、ジョーは失格になる。

カーロスの気が済まず、後楽園球場での正式な10回戦が決定する。

ルール無用の10回戦

2R以降打ち会いになると、カーロスが実力に勝ることはありありと分かるが、決め手は出ない。

それまで、ジョーとの戦いもすべて芝居まじりだったカーロスだが、インターバルでロバートに「もう演技はしていない。今夜のジョーはこれまでと違う」と話し、4Rにジョーがロープ下段を使ったアッパーを放つと、「心の底から認めてやる」と評価を変える。

その後カーロスは防戦一方になったと思うと、ふいに肘打ちを使い始める。

誰の目にも明らかな肘打ちに観客は怒り出すが、ジョーは反則で応戦する。

止めるレフェリーをカーロスがぶっとばすので、ふたりのケンカは、両者が倒れるまで延々と続く。

アニメ1~カーロスがジョーに耳打ち

試合開始直後にジョーは立て続けに2度ダウン。

ロープ際で形勢を五分に戻す。

2Rには、そのロープ際でカーロスが再度優勢になる。

インターバルで、ふらつくジョーを支えながらカーロスは、「ここからは小細工なしでやろう」と耳打ちする。

3Rからふたりは足を使うのを止め、ただただ殴り合う。
ゴングが鳴っても、ふたりは殴り合いをやめず、両者気を失うまで続ける。

観客大喜び、葉子は号泣。

アニメ2~スーパーパンチとCom’on Joe!

1Rは互角に打ち合っているように見えるが、このラウンドのカーロスは、ジョーに合わせている。

2R~5Rロープ際の攻防。

6R、カーロスは、ホセ戦のために考案したという見えないパンチ「スーパーパンチ」を使い始める。

7Rでジョーは、カーロスのパンチを見極め反撃。

以後壮絶な打ち合いが続き最終ラウンド終了でふたりとも倒れる。

と、言った流れですが…

依然としてややこしいので、表にしました。

カーロスとジョーの対戦のあれこれ要素一覧

ロープ際については、こちらに詳しく書きました。

原作アニメ1アニメ2
過去のジョーとカーロスの打ち合いExの前に白木ジムでスパーリング

(Exで3R)

試合前に
丹下ジムでスパーリング

白木ジムスパーリング白木ジムスパーリング
試合前のカーロスのジョーに対する心情ジョーをある程度認めてはいるが、まだジョーと本気で戦ったことはない。
ホセ戦のほうに照準。
仙台で謎の共闘をした日からベタ惚れ。タイガー尾崎戦の日まで周囲にジョーへの関心を明かすことはなかったが、内心はタイトルマッチを延期するほどだった。
試合前のジョーのカーロスに対する心情恋かと間違われるレベル病気かと心配になるレベル吐きながら殴りかかるレベル
試合が決まる経緯タイガー尾崎戦後、ジョーが、「カーロスと試合をさせろ」と言い出し、葉子が高額ファイトマネーでカーロスを落として決まるのがEx。

Exは、段平のミスによってジョー失格に終るが、気の済まないカーロスが試合続行を要求。
葉子が改めて試合すればいいと提案し、後楽園球場の試合が決定。

タイガー尾崎をKOしたカーロスが、インタビュー中に「まだ日本に残る。ジョー・ヤブキと試合したい」と言う。
客席にいたジョーはもちろん承諾。
タイガー尾崎をKOしたカーロスが、インタビュー中に「まだ日本に残る。ジョー・ヤブキと試合したい」と言う。
客席にいたジョーはもちろん承諾。
試合決定時のロバートExは葉子の好条件で異存なし。

改めての試合には、タイトルマッチを優先すべきだと反対するが、カーロスが強行。

白木ジムがカーロスを招聘したときから、最後はジョーと戦う段取りだったので、すんなり。タイトルマッチを選ぶべきだとカーロスを必死に説得するが、カーロスは耳を貸さない。
ホセ戦状況エキシビション後に正式決定。チャンスがあるが、カーロスがジョーとの試合を選んだため、まだ未定。ジョーと試合したいと言い出したときにはタイトルマッチの日程まで決まっていたがキャンセル。
葉子が違約金を払う。
会場Exは後楽園ホール、
試合は後楽園球場
おそらく後楽園ホール後楽園ホール
日程秋ごろおそらく秋ごろ大晦日
試合直前ジョーは、Ex直前、子供たちと後楽園遊園地で遊んでいる。

試合の直前は不明。

カーロスの様子はどちらも不明。

ジョーは、ジムで段平としんみり話し込む。

カーロスは不明。

ジョーは、子供たちと後楽園遊園地で遊んでいる。

カーロスは、ホテルで漫画を読んで大笑いしている。

ラウンド数Exは4回戦、試合は10回戦不明12回戦
ロープ際色々ありすぎるので別エントリーにしました。
ふたりの全ロープ際作戦をまとめています。

カーロス・リベラと矢吹丈~ロープ際全攻防詳細
反則終盤ほぼ全部反則なしなし
結果途中からふたりともルール無用になるので、結果がどうとかそんな問題でもなく…3R終了のゴングを無視して殴り合い、両者気を失って終了。
試合の結果がどういう扱いになったのか不明。
ドロー
葉子のパニック試合の3R終了後なしなし
試合後のジョーと葉子葉子は帰国するカーロスの見送り。
ジョーは空港のデッキで飛行機を見送っている。
ジョーと葉子が直接会話するのは、約1ヵ月後。ファイトマネーのアレ。
力石の話をして笑う。
葉子はジョーを車で泪橋まで送ると言う。
ジョーは葉子に手紙を託して旅に出る。
葉子は帰国するカーロスの見送り。
ジョーは空港のカフェで飛行機を見送っている。
年明けの白木ジムのパーティをジョーがバックれるので、ふたりが直接会話するのは、約1ヵ月後。ファイトマネーのアレ。
試合後の葉子の見の振り方試合の一ヶ月後(カーロスパンチドランカーの報が入る日)までは、ジム会長を退こうかと考えている。不明幹之介はジムを人手に渡すよう進言するが、葉子は続行の意向。
試合後のカーロス飛行機のタラップを踏み外す。ジョーに挨拶しようとするが、葉子と話しているのを見て黙って帰る。
アニメ1は、ここが最終話なので、その後は不明。
飛行機のタラップを踏み外す。

スパーリングのまとめはこちらに

付録資料:稲妻みてえなジャブ

カーロス稲妻みてぇなジャブ

KCコミック あしたのジョー(13) P168 (C)高森朝雄・ちばちてや 2012

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