「あしたのジョー×すみだ」って具体的に何やるの?
※2020年東京オリンピックのボクシングの試合は7月25日から8月2日です。
チケット2次抽選は、2019年11月13日(水)から11月26日(火) 11:59amまで
※2021年東京オリンピック。ボクシングの試合は7月24日から8月1日です。
観戦チケットについては
- すでに購入済みのチケットはそのまま使えるよう調整中(詳細未定)
- 延期によって来場困難となった場合は払い戻す予定(詳細未定)
- その他、追加販売、リセール等すべて調整中…とのこと
詳細はこちらで 東京2020観戦チケットの取扱いについて(2020年7月20日更新)
2018年5月の連休に東京スカイツリーで50周年を記念した「あしたのジョー展」が開催されました。
ジョー展のレポートはこちらに
会場の近くに「あしたのジョー×すみだ」と書かれたのぼりがたくさん並んでいたのを覚えている人も多いでしょう。
…で?「あしたのジョー×すみだ」って何?
Contents
謎の「あしたのジョー×すみだ」
のぼりが出ていたのは、元々「すみだ まち処」と名付けられたスペースで、墨田区の名産品(江戸切子とか)を販売したり、観光企画(鬼平犯科帳ツアーとか)の紹介をしたりと、案外充実した墨田区PRの場所でした。
※ジョー展会場東京スカイツリーは墨田区です。
そこにジョーがずらーっと並んでいたわけです。こんな感じに。
あしたのジョー×すみだって何?
とは思ったものの、なんせあしたのジョー展の日なので、それどこれろではなく。
帰りに、すみだ まち処に入ってみると、説明をしている係員らしき方がいました、
その方の言うには
- 2020年東京オリンピックのボクシング競技は両国国技館で行われる
- ちばてつや先生は子供の頃墨田区にお住まいだった
- 国技館ボクシングが決まった今年、「あしたのジョー」は50周年である
…ということで、この展示をしているんですよー
とのこと。
展示と言うのは、これのことです。
…?
ジョーと墨田区には縁があり、ちょうど50周年展をやるから五輪のボクシングを宣伝ってことかな?と、その時は思ったのでした。
でも、会場にあった「あしたのジョー×すみだ」のパンフレットをよく見ると、どうも、この期間にジョーと力石の屏風飾りましたよってだけの話でもなさそう…
ブランドロゴまで作ってるし…
あしたのジョー×すみだって一体何?
パンフレット裏面を見ると…
五輪のボクシングは両国国技館ですよと告知があり…
で、あしたのジョー×すみだって何?
読み進むと今度はボクシングの歴史
うんうん。重要なことですね。
それで「あしたのジョー×すみだ」って何?
すると一番下に「あしたのジョー×すみだを知るべし!」という項目が。
うむ。それを教えてくれと最初からそう言っている。
区内の小・中・高等学校を卒業するなど墨田区にゆかりのある漫画家ちばてつや氏が高森朝雄氏(原作)とともに描きあげた国民的漫画「あしたのジョー」。
奇しくも、2020年夏に本区で開催される「ボクシング」を題材にした作品である。
そして今年(2018年)は「あしたのジョー」連載開始50周年。
こんな奇跡のめぐり合わせを見逃す手はない!
「あしたのジョー×すみだ」パンフレットより
知るべしって、「ジョーは墨田区と関係あるんですよ」ってことを知れって話?
だからあしたのジョー×すみだって何?
具体的に何するの?
実はジョー展には会期中3回行ったのですが、2度目以降係員の人が見当たらず質問もできないまま、とりあえず忘れとくか、と。
ところが!
ジョー展から2ヶ月ほどすると、墨田区内でジョーすみだのポスターやらのぼりやらを見かけるようになりました。
こんな感じに。これは区立のスポーツクラブ
縦長Ver.
こんなところにも
なぜか凸版印刷前とか
「あしたのジョー×すみだ」
本当に何かやるっぽいです。
山谷から隅田川を渡ると墨田区
墨田区ってどこよ?という話をしておきます。
東京都墨田区は、隅田川の東にある区です。
山谷は墨田区ではありません。
山谷という地名は住所には使用されていないのですが、浅草を北に行った辺り一帯の呼び名です。
台東区の北のほうと荒川区の南のほうが含まれる地域です。
墨田区は山谷から隅田川を隔てて東です。
↓のピンク部分が墨田区です。
大きく分けて墨田区の北半分を向島、南半分を本所と呼んでいます。
ちばてつや氏が満州を引き揚げた後に暮らしていたのは向島だったそうです。
向島は広い範囲を指す言葉なので、なにもお座敷街に家があったわけじゃないと思います(笑)
ちば氏の縁と五輪のボクシング、また矢吹丈が東洋チャンピオンになった蔵前国技館が墨田区内にあったことなどから、五輪ボクシングのPRにジョーを起用。そのプロジェクトの名が「あしたのジョー×すみだ」ってことみたいです。
あしたのジョー×すみだを具体的に
どうも「あしたのジョー×すみだ」というのは、ひとつのイベントや企画ではなく、継続して行われる様々な計画全体のことのようです。
読売には
プロジェクトを進める区オリンピック・パラリンピック準備室は「あらゆる場所で矢吹丈に会えるようにし、区民や観光客に『ボクシングは墨田』と印象づけたい」としている。
あらゆる場所にジョー!
オリンピックまでジョーバブル?
ジョーグッズが続々来るらしいっすよ
墨田区では「あしたのジョー」ライセンス商品販売業者を募集しています。
区を通すことで、講談社の用意したイラストやロゴを使用するライセンスが通常よりも有利に取得できるそうです。
使用できる図案が公表されています↓
漫画「あしたのジョー」のライセンス商品開発・販売事業者の募集開始!
画像小さいですが、どれも「ああ、あれだな」と分かる絵だと思います。
みなさん必ず見たことのある扉絵がたくさん。
で、ですよ。
「墨田区に申請済みの事業者さんは、これを使った商品を安いライセンス料で作って売っていいですよ」というのが、「あしたのジョー×すみだ」の第一弾です。
商品の販売は、五輪の間だけではなくもうちょっと継続的なもののよう。
私たちの立場からは、ここへ来て新たなジョーグッズがたくさん発売される見込みってことです。
区内限定販売とかだったら怒られるわ。
販売資料はここにあります。(これを見て何をやるのかやっと分かった)
「すみだのジョー」ライセンス申請について|産業観光プラザ観光すみだ町処
墨田区ひきふね図書館にあしたのジョーコーナー設置
区立ひきふね図書館にジョーコーナーができています。
ちょこっとコーナーができているだけなので、「近くまで行く用事があったら寄ってみて下さい」と言ったところです。
一体何を置いていのるのかって、本です。
ジョー関連書籍は当然。
その他ちばてつや氏、ちばあきお氏の作品とボクシング関連本が揃っています。
なんか一番目立つところに知らない漫画が並んでいてびっくりしました。
ボクシング漫画の名作の何かなのでしょう。
なんとなく聞いたことあるタイトルでしたが、忘れちゃいました。
画像はひきふね図書館公式にあります。
まあ、ジョーに関係する本で一番面白いのはこれですけどね。
「モンテ・クリスト伯」=「巌窟王」
少年院に移送された夜、波の音を聞いたジョーが
巌窟王じゃないけれど
海から脱走するという手はないものか
KCコミックあしたのジョー(2)P61 (c)高森朝雄・ちばてつや2012
と言っていた「巌窟王」
すごく面白いです。
なんせジョーが全巻立ち読みしたくらいですから。
え?立ち読みでしょ?
ジョーが万引きなんかするわけないじゃないですか。やだなぁもう。
工事現場にあしたのジョー
墨田建設業協会さんからジョーの工事現場用シートが贈呈されたそうです。
工事現場用シートって何?
こういうものか。
工事用の用途ではなく五輪ボクシングをPRするために現場に貼るものってことですね。
いずれ見かけることもあるでしょう。
まだまだ「あらゆる場所で矢吹丈」とは、ほど遠い状況です。
5メートルおきに等身大フィギュア設置くらいの勢いでやっていただきたい「あしたのジョー×すみだ」
続報入り次第アップデートします。
両国国技館から周辺ジョースポットへのアクセスをこちらに書いておきました