【あしたのジョー全出来事221】葉子、ハリマオvs滝川修平戦を決める
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
白木ジムでは、ジョーの東洋タイトルに挑戦するボクサーを探していますが、葉子の希望する、荒削りで野蛮でイキのいい選手は、まだ東洋ランキングに名を連ねていない選手の中にこそ発見できそうです。
タイトルに挑戦させるためには、ランキングされている必要があるそうで、葉子は、まだ未発見のボクサーXに挑戦資格を与えるための東洋ランカーとの対戦を組まなければなりません。
そんな折、東洋6位対8位の日本人同士の試合があり、滝川修平という選手が勝利します。
8位だった滝川は、この試合によって6位に昇格。
所属ジムの横倉会長の喜びようは凄まじく、TVで見ている段平はもらい泣きしています。
控室へ向かう通路に、花束を抱えた女あり。
通路で花束といえば葉子です。
葉子は、横倉に、アジアから無名の選手を招聘する。ランキング外の選手だが、日本デビューのため滝川に対戦相手をやって欲しい。ファイトマネーは勝敗に関係なく200万、前金で支払ってもいいとだけ話します。
横倉会長によると200万とは、東洋タイトルマッチでチャンピオン側が受け取る額だそうです。
横倉は最初、葉子が滝川をジョーの挑戦者にしようと考えているものと勘違いしてビビッていたこともあり、相手はジョーではなくランキング外の無名ボクサーだと分かって、油断してしまったのでしょう。
相手選手の名も確かめずに、横倉はこの話を請けます。
なぜ「あしたのジョー」に出てくる会長連は、調査せずに試合を決めるのか。
白木葉子といえばあのカーロス・リベラを探してきた人物なのに。
そうは言っても…まさかあんなの出てくるとは想像しないのも無理ないですが。
話をするパーラーで葉子は、コーヒーではなくジュースのようなものを飲んでいて、いかにも甘ちゃんのお嬢様という風情を醸し出しています。
200万という数字を聞かせてから「お返事は今でなくても」と席を立ち上がるそぶりを見せ、その場での返答を引き出すテクニックといい、葉子はなかなかやる人です。
葉子は、自社スタッフが東南アジアから連れ帰る未知のボクサーが必ず滝川に勝つと信じている様子です。
該当箇所
コミック:18巻はじめ~P23
アニメ2:該当エピソードなし
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
ハリマオと滝川の試合は、原作にしかないエピソードです。
滝川修平、横倉会長、この日の試合で滝川に敗れる吉岡満、すべてアニメには登場しません。