「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーがパンチドランカーになりかけているのではないかと疑念を持つ葉子は、ハワイのDr.キニスキーに試合のビデオテープを送って診断を仰いでいました。

キニスキーからの返信は、ジョーほど健康でイキのいいボクサーは稀であるというものでした。

博士の手紙は、試合の状況に基づいたとても詳細なもので、真剣にジョーを観察して下した判断であることが伺われます。

なお一抹の不安をぬぐいきれない葉子でしたが、事態は進行し、ジョーはホセとの対戦を切望しています。

該当箇所

コミック:17巻P211~217
アニメ2:第41話「ホセ来日…闘いの日はせまった!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

診断のタイミングが違う

診断のタイミングというより、まず、ジョーが不審な症状を見せ始める時期が違います。

原作で読者に分かる症状が描かれるのは、金戦の後、ジョーがジムで倒れるときが最初ですが、アニメではずっと遅く、ハリマオとの試合後、控室へ走っていこうとして転倒するのが最初です。

(原作のハリマオ戦には、ちょっとおかしなところでスリップダウンする箇所がありますが、アニメにそのスリップはありません)

試合の前にジョーは、ゴロマキ権藤らと乱闘スパーリングをやっていて、その際、権藤がジョーの衰えを指摘する場面があります。
視聴者は、試合後の転倒でジョーに起きていることを悟り、ゴロマキの見立てが見当違いではなかったと気付かされる仕掛けになっています。

こうした前提のもと、

原作の葉子は、ハワイでヤシの殻につまずいたり、車をあちこちにぶつけたりするジョーを見た後に、蛇行するジョーの足跡にも気付いていて、ハリマオとの試合が決まるよりも前にキニスキーにハワイでの対サラワク戦のビデオを送っています。

アニメで葉子が疑念を抱くのは、やはりハリマオとの試合の後、控室でカーロスのシャツのボタンをはめられずに難渋するジョーを見たときです。

なので、アニメでのキニスキー診断は、ハリマオ戦の後、次はホセとの試合と決まってからです。

 

 

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