「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ホセは、ジョーの右目が見えないことに気付きました。

ジョーの死角へ回る作戦を取るホセを右に回らせまいと、ジョーも右へステップしますが、うまくいきません。

空振りの隙をホセにつかれ、連打を浴びてしまいます。

相手の動きに対応して俊敏に動くことが難しくなって来ているのかもしれません。

片目が見えないことが幸いした、思いがけないジョーのターンは終りました。

ホセは、強いです。とても強いです。

でも…

序盤の、ワルツでも踊るようにジョーを打っていたホセとは全然違います。

息が荒く、口は開き、顎が上がりがちになっています。

…私の主観でそう感じるだけかも知れないので、ホセの顔が描かれたコマ数と、そのうち口を開けている回数を数えてみました。

ホセ開口率の変化

1ラウンド:

登場27コマ中口開けてるのは6コマ

口ポカ率22.22%

7ラウンド(このラウンド):

登場61コマですが口の状態が判然としないコマが5あるので、そこは除外すると…

有効カウントコマ56うち口開け45コマ

口ポカ率80.36%

歴然です。

第1Rでは、ジョーはダウンしていません。対する第7Rでは2度ダウンしています。

でもホセのコンディションも悪化しています。

うむ。とりあえず、この取りすましたおやじに口開けさせる方向で行こう。

該当箇所


コミック:20巻P146~184
アニメ2:第46話「凄絶…果てしなき死闘」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

ジョーの目の異常に気づくのがホセかカバレロか

原作では、ホセのセコンドについているカバレロが最初に気付きます。

段平よりも早く…
段平は、一度は「また目がどうかしたか」と疑いますが、ジョーが優勢になった時に、杞憂だったと胸を撫で下ろしています。

もっとも、これは、「片目が見えないからパンチが当たるのだ」と勘付いたカバレロの慧眼を褒めるべきでしょう。

段平は、これまで、強い相手にこそ発揮されるジョーの不思議な力を何度も見ていますが、カバレロは、ホセの防御が破られるのは異常事態だという前提でジョーを観察しているという、ふたりの立場の違いもあります。

第6ラウンド開始の時に

ホセッ
右ニ回ルコトヲ忘レルナ

KCコミックあしたのジョー(20)P131 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

と言っているので、第6ラウンドのうちに気付いてインターバルでホセにアドバイスしたものと思われます。

それでも冷静さを欠くホセは、しばらくカバレロの忠告を忘れています。

コーナーからカバレロが再度、「右へ回れ」と叫ぶのを聞いて、ようやく死角作戦実行となりました。

アニメでは、ジョーが右のまぶたをグローブでこするのを見てホセ自身が気付きます。

原作の方が、カバレロの存在感が大きいのです。

アニメではウルフがジョーの目に気付く

突然劣勢になったジョーを観客がいぶかしく思う中、ウルフはジョーの目の状態を察知します。

腐っても鯛、さすが元ボクサーと言ったところですが、ボクシングを知るウルフだけに、視界の不自由がどれほど不利なことかも分かるのでしょう。

大声を張り上げ応援したと思うと、俯いて頭を抱えてしまいます。

 

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