「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

葉子がひっきりなしに電話を架けてよこすのでジムで練習できないジョーは、段平とふたりで八ヶ岳合宿です。

テレビ関東が別荘を貸してくれたのでした。

八ヶ岳には西も来て、リングを作るのを手伝っています。

「新婚旅行から帰ったばかりなのにすまねぇな」とジョーが言っていますが…

西って、新婚旅行を後回しにしてホセ戦のセコンドやるって言ってたはずじゃ…まあいいや。先に行っといたほうがいいよ、うん。絶対そっちのほうがいい。

仕事の忙しい西は、リングを作ると東京へ戻ります。

段平とジョー。ふたりのスパーリングが始まりました。

ジョーが山谷に現れた頃は、段平が本気を出せばジョーはまるで歯が立たず、殴られ、気を失ってパトカーに乗せられたのでした。

今は逆です。

ジョーは、強くなりました。

東洋チャンピオンになり、ジムは大きくなりました。

ではジョーは、幸せになったのか。

ジョーが一つ一つ恐ろしいパンチを覚えていくたびに…

ジョー自身も一つ一つ…

ふ…不幸せにのめり込んでいく気がすることや…

KCコミックあしたのジョー(3)P30 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

という西の予言は的中したのか。

ある意味当たっています。

人生最大の喪失と同時に生涯降ろせない重い十字架を背負ったジョー。

勝ち進めば、多くの人がジョーに寄って来ますが、ジョーを理解する者はなく、孤独が深まっていきます。

でも

そんなリング人生を、ラストシーンのあの顔で終わらせた矢吹丈は、想像以上の男だったということでしょう。

ジョーが夜の山道へロードワークに出ると、やめときゃいいのに段平も一緒に行こうとします。

案の定ついて行けなくなり、途中ではぐれてしまいます。

はぐれついでに酔っ払う段平。

なぜそうなるのかよく分かりませんが、とにかく段平は、合宿中の応援団と一緒に飲んでいます。

段平を探しに来たジョーに応援団員が気付き、思いがけず間近でエールを受けます。

重要な試合直前の、設備の整っていない場所での合宿でしたが、ジョーにとって段平にとって、良い数日間でした。

泪橋では、後輩連が盛大にさぼっていることでしょう。
それはそれで良い数日間。

一方、須賀からジョーの居場所を聞いた葉子も八ヶ岳に車を飛ばして来ます。

ジョーと段平が走りに行って留守の別荘の前で、車を止めて待ちますが、宴会だの応援だのとやっていてふたりはなかなか帰って来ません。

東の空が白み、鳥の声が聞こえる頃、とうとう葉子は諦めて立ち去ります。

段平は「へべれけ」という状態です。

世界タイトルマッチ前に、朝まで飲んでボクサーの肩を借りるセコンド。

段平は、ホセとの試合に何か不吉な予感がしているようです。

湧きあがる不安を振り払ってはまた湧きあがりと繰り返しているときに、気持ちのいい奴らに会って飲みすぎてしまったのでしょう。

…タイトルマッチの後は、あまり飲んじゃダメだよ。

該当箇所


コミック:該当エピソードなし
アニメ2:第43話「ジョー・段平…二人の日々」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメだけのエピソードです。

アニメのこの回は、段平もジョーも、これまでのことを振り返ってお互いに感謝の気持ちを話したりしていますが、原作には、そういった箇所は一切ありません。

ジョーが今何を思っているのかも、独白すらなく、解釈はすべて読者にゆだねられています。

 

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