「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーが電話に出ないので、葉子は、毎日ジムへやって来るようになりました。

するとジョーは、2階に篭ってあくまで居ないふりを続けます。

雨の日でも、じっと土手に立ってジョーを待つ葉子のただならぬ様子に、段平もジムの後輩たちもオロオロしていますが、ジョーは、頑として葉子を避けるつもりです。

子供たちは、泪橋から葉子を眺めています。

なぜこんな事態になっているのか。

全員がそれを知る日は、間もなくやって来ます。

サチも…

サチ。隣にジョーがいたってこっちを選ぶと思う男が現れるまで、絶対自分を安売りすんなよ。

該当箇所


コミック:19巻P183~197
アニメ2:第42話「衝撃…葉子の予感」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメではサチが葉子にカイロを渡す

アニメ1のあしたのジョー世界では、葉子は、ジョーがやって来るよりも前から山谷へ来て、お菓子やおもちゃを配っていて、子供たちは、はじめから葉子に好感を抱いています。

アニメ2は、ジョーが放浪から帰るところから始まるので、葉子に山谷ボランティア時代があったのかどうか不明ですが、力石のお墓で偶然会ったときや、その後の中華街での様子を見るに、チビ連は少なくとも葉子を嫌ってはいないようです。

原作では、ジョーの裁判が初対面で、少しでもジョーの刑罰が軽くなることを祈る子供たちに、「きっと特等少年院に1年1ヶ月」だと言い放った葉子は、よく思われていません。

「大嫌い」と、はっきり言っている場面も。

あしたのジョー5 P160

KCコミックあしたのジョー(5)P160 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

↑は、ボクシング協会で暴れて逮捕された段平の身元引受人になった葉子が、話があると言ってジョーと西、段平を車で連れて行ったところです。

子供たちと葉子の関係が違うので、原作のチビ連は、葉子を見ているだけで接触はしません。

元々仲のよかったアニメでは、雨の中を立ってジョーを待つ葉子にサチが自分のカイロを渡します。

原作に子供たちが出てくるのは、ここが最後です。

アニメでは幹之介が自らコミッショナーに話すと提案する

アニメでは葉子から事情を聞いている幹之介が、直接コミッショナーに話そうかと葉子に尋ねますが、葉子は、ジョー自身が納得しなければ無意味だとして、これを断ります。

葉子が今対峙しているのは、白木幹之介の威光が届かない世界のこと、ひとりの人間として相手の心に訴えかけるほかないことであると、鮮明になるやり取りです。

原作では、この時期には幹之介は、登場しません。

原作最後の登場は、ジョーの「あなたの3時半」出演のときです。

幹之介は、雑誌の表紙を飾るジョーを見て「いい男だ」と言いますが、葉子は、穏やかそうに見えるジョーの顔つきが気に入らないふうな、あのシーンです。

「あなたの3時半」の日、幹之介に葉子が、「ジムへ顔を出すなんて珍しい」と言っているので、もうすっかりボクシングからは遠ざかっているのでしょう。

原作では、この後すぐにホセ戦

原作では、ここでジョーの練習シーンが入ります。

ジムの後輩が、「先輩と会長は合宿に行っている」と嘘をついて葉子を帰すと、練習を始めるジョーでしたが、目がかすんで段平の構えるミットが見えなくなります。

段平は、不審に思いますが、ジョーの気迫に圧されて問いただし損ねてしまいます。

ジョーの目は、時々見えなくなるという状態のようです。

しかし、繰り出されるパンチは、今まで通り、今まで以上に強いようにすら見えます。

このトレーニング場面が5ページあって、その後はもうタイトルマッチの当日です。

6ページ後には、武道館なのです。

 

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