あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いなどなど確認しながら振り返って行きます。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

段平の次にジョーに惚れるのは、ドヤ街の少女サチです。




エピソード

ドヤ街の子供サチが、おでん屋で盗みを働いたとかで柄の悪い男どもに引きずられて来ます。
サチは「一串盗っただけだよう」と主張しますが、男どもは売り上げ金に手をつけたと言ってサチの家にねじ込もうとしている様子。

一串は盗んだのねと思ってしまったのですが、ゴタゴタの終りにジョーがサチに授けたアドバイスは、「次からは屋台ごとかっぱらえ」でした。
小さい自分がヤになるね。。。

鬼姫会の3人(もっと居るかも)は、ジョーにまるで歯が立ちません。

ここで読者・視聴者は、初めてジョーの壮快な喧嘩っぷりを見ることになります。

強きことは美しき哉。

連載開始から50年近くたった今も私たちを魅了し続ける型破りなヒーロー矢吹丈は、こうして拳とともにドヤ街に現れたのでした。

もちろんサチはこの時恋に落ちます。

サチはさ、将来どんな男が現れたら納得できるの?心配で心配で。

該当箇所


コミック:1巻P.29~43
アニメ1:第1話「あれが野獣の眼だ!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

コミックとアニメの相違点

段平の言動

ジョーがドヤ街住人を軽くいなしているところへ地元ヤクザ鬼姫会がサチを連れて登場し、別の喧嘩が始まるのですが、原作では、最初に段平が鬼姫会を諌めます。

結果、鬼姫の連中にいいように殴る蹴るされる段平を見かねたジョーが助太刀するという流れです。

アニメでは、ジョーが鬼姫会の進路に立ち塞がり「どきな」「どかねぇ」と始まるのを段平は見物しています。

小さな違いですが、原作の段平の態度は意外に重要に思えるのです。

話が進むにつれ、段平が有力者にへつらっているように感じられる場面が多くなるのですが、これが段平の本質ではないことは、サチを助けようと、ひとりで鬼姫会に立ち向かった行為から察することが出来ます。

以降段平のヘコヘコはすべてジョーを守るため、傍若無人で無鉄砲なジョーをカバーするための方策だったのでしょう。

ジョーの名乗り

最初にジョーが名を名乗る相手が違います。
これも小さなことですが、胸の高鳴る場面なので取り上げておきます。

アニメでは、

鬼姫会を蹴散らしたジョーにサチが
「ねぇあんちゃん、あんた名前なんて言うんだい?」
と尋ね、それに答えてジョーが
「オレかい?名乗るほどのもんじゃねぇがね、オレはジョー、矢吹丈ってんだ」

となります。

一方コミックでは、

まるでビビらずかかってくるジョーに鬼姫会のメンバーが
「きさま何者だ」
と怒鳴り、ジョーは鬼姫を殴りながら
「ジョー、矢吹丈だ」

と答えます。

ところで、コミックで見るとこの二つのコマはページが違います。

ページの一番下一番左のコマで「ジョー」
次のページに移って最初のコマで「矢吹丈だ」です。

私には漫画制作の知識はまったくありませんが、こういった細かなところでの見せ方が本当にうまいなと思います。

矢吹丈。いい名前!

矢吹丈という名前についてはコチラに

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