あしたのジョー」を漫画とアニメの違いから振り返って行きます。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

木枯らしの東京。
とても裕福そうには見えない町並みを一人で歩く少年。

場所は山谷。
歩いている少年は、もちろん矢吹丈です。

アニメではジョーが歩く背後に東京タワーが見えています。それも随分大きく。

「舞台は東京ですよ」と分かってもらうための絵なのでしょう。
実際には山谷から東京タワーは見えませんが、かわりに今は(2017年)スカイツリーが、ちょうどアニメ冒頭の東京タワーのような距離に建っています。

ジョーがどこからこの山谷にたどり着いたのか、最後までそれが語られることはありませんでした。

山谷に現れたその日にジョーは段平と出会いますが、ふたりの関係はケンカで始まります。

この時ジョーは15歳くらい。
「くらい」と言うのは…ジョーは、物心ついた時には孤児院にいたという生い立ちで、出生地も生年月日も不明なのです。

該当箇所


コミック:1巻P.4~28
アニメ1:第1話「あれが野獣の眼だ!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

言われなくても分かるよって話ですが、ジョーと丹下段平が出会うのは物語の冒頭です。

コミックとアニメの相違点

出会い方

漫画では、山谷に現れたジョーが、公園(おそらく玉姫公園)に入って行き、酔っ払って寝ていた(昼間です)段平を踏みつけてしまいます。

アニメでは、金がなくて飲み屋を叩き出された段平が、そこを通りかかったジョーにたかるという出会い。

ふらりとドヤ街に現れた流れ者風の少年と飲んだくれのおっさんが、出会うなりもめるという構図に違いはなく、大きな差異ではありませんが、ここは物語のスタート地点、重要な場面なので細かなところまで書いています。

どちらでも段平とジョーは、まずそこで軽く殴り合っています。

殴り「合って」と言うより、ジョーが強くて段平はやられるだけなのですが、少し後では、元ボクサー段平のパンチでジョーが気を失う場面もあり、この時の段平は、酔いのせいなのか、心得て手加減していたのか、まだ本気で闘ってはいなかったことが分かります。

段平は、すぐさまジョーをボクシングにスカウトしますが、ジョーは取り合いません。

ドヤ街住人のジョーへのスタンス

ドヤの住人が道でジョーを取り囲む場面があります。

アニメでは、道を歩いていただけのジョー(まだ段平とは接触していません)を太郎らドヤの子供たちが襲撃する流れになっていて、単にドヤ街の排他的な性質が感じ取れるだけですが、原作では、対段平戦を見ていた住人(含大人)が、公園を出た通りで棒切れなどの武器を手にジョーを取り囲みます。こちらだと段平を殴ったよそ者に仕返ししようとしているように見えます。

原作アニメとも、ドヤの住人らがジョーにまるで敵わないところは同じです。

ジョーのズボン丈が若干短いのも同じです。

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