【あしたのジョー全出来事11】段平、ジョーに通信教育開始「あしたのために その1(ジャブ)」
「あしたのジョー」を漫画とアニメの違いから振り返って行きます。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
今回は、あの「あしたのために その1」がジョーに届けられる場面です。
エピソード
段平は、面会も叶わないジョーにボクシングの通信教育をすることを考え付きます。
これが「あしたのために(その1)=ジャブ=」です。
病室に拘留されたジョーは、段平から届いたその葉書を破り捨ててしまいますが、やがて退屈に耐えかねて、破った紙片をパズルのように並べ始めます。
ジョーが破壊した物品リストはこちらに
ボクシングを文字でどう伝えようと言うのか…
という凡人の懸念をよそに、ジョーはその葉書でジャブをマスターしてしまいます。
学校に通ったことのないジョーは、人から教わって物事が出来るようになるという体験をしたことがこれまでなかったと言っています。
教わるのも悪くないなと、ちょっとだけ思ったみたいです。
ジョーは、4ページに渡ってずーっとジャブを打ち続けています。
該当箇所
コミック:1巻 P.158~177
アニメ1:第5話「あしたのために-その1-」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
段平が葉書を書くことを思いつくきっかけ
原作では、段平ひとりで通信教育のアイディアを思いつきますが、アニメでは、段平の家を訪ねてきた日雇い仲間が故郷の子供から葉書が来たと話すのを聞いて、その手があったか!となります。
「あしたのために その1(ジャブ)」の文面は、漫画とアニメ、一字一句違いません。
名文ですよねコレ。
KCコミックあしたのジョー(1)P168 (c)高森朝雄・ちばてつや2012
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