「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いなどなど確認しながら振り返って行きます。

順に読んでいくとすべてのストーリーが分かるように作ります。

アニメとコミックでは、話の出てくる順序が違うことがありますが、アニメには漫画にないエピソードが含まれていることもあり、アニメに沿って進めます。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

今回は、寄付金詐欺で逮捕されたジョーが心理テストを受ける場面です。




エピソード

逮捕されたジョーは、心理学者の面談を受けることになります。

この心理テストの診断結果がジョーの刑罰に影響するようなのですが、ジョーは構わず反抗的な態度を取り続けます。

テストは簡単なものです。
心理学者が挙げる単語から連想した言葉を答えるだけ。

ジョーがふざけた答ばかりしていると言って、この心理学者は腹を立てるのですが、ジョーの回答には、実は真面目に答えているんじゃないかと感じられるものもあったり…

Q.赤
A.血

Q.花
A.血(花を鼻と思って、鼻血を連想している)

Q.両親
A.植木等(無責任の意)

Q.愛
A.居眠り(孤児院で愛についての説教が始まるといつも寝ていたことから)

Q.親切
A.拳キチ(段平のこと。親切を押し売りする変人だと説明)

こんな調子の回答をしていたため、心理学者はジョーを
「残忍で非情で利己的。草木一本生えぬ渇ききった砂漠」だと判定するのですが…

白衣のおじさん

このテストなんのためにやったの?

…まあいいや。

この面談の後、ジョーは鑑別所の大部屋に移ることになります。

該当箇所


コミック:1巻 P.178~185
アニメ1:第5話「あしたのために-その1-」

原作とアニメの相違点

アニメでは葉子が面会に来る

漫画ではいまだ登場していない白木葉子ですが、アニメでは心理テストの前にジョーに面会しにやって来ます。

しょげ返る段平を見かねた子供たちが、なんとかジョーに会わせてやりたいと葉子にお願いしに行ったため、葉子は鑑別所のお偉方と話しに来てジョーとも面会したのですが…

その時葉子は、ジョーにケーキを差し入れます。
白木邸で子供たちに出されたケーキでしたが、サチはそれを食べず、ジョーにあげてくれと葉子に頼んでいたのでした。

それをジョーは…

床に落として足で踏みつけてしまいます。

酷い(涙)

葉子の前では出来るだけ悪い奴になろうとするその癖は何なん?

原作の心理テストでは「両親」という質問に答えるまでにかなりの間があく

軽妙に心理学者をからかっているように見えるジョーですが、「両親」と質問されたときだけ様子が違います。

戸惑った表情を浮かべて、しばらく黙り込んでしまいます。

学者のおっさんは「即座に答えたまえ!」と怒鳴り散らしていますが…やっぱダメだわこのおっさん。

ジョーが両親のいない自分の境遇をなげくそぶりを見せることは最後までありません。
でも、物心のつく前に消えてしまった親について、自身の特異な生い立ちについて、まったく考えずにいたはずもありません。

もしかするとジョーの心の中には、油断すると襲い掛かってくる寂しさという魔物がいて、全速力で走っているうちは、魔物につかまることもないと信じているだとしたら、

だとしたら…

そういう人は、あまり長く生きないような気がします。

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