「あしたのジョー」を漫画とアニメの違いなどなど確認しながら振り返って行きます。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので、「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

今回は、鑑別所に入ったジョーがリンチを受ける話です。




エピソード

観察期間を終えたジョーは、鑑別所の大部屋に移され、手荒い歓迎を受けることになります。

ああいう場所に入ったときには誰もがされることなのか…ローカルルールはよく分かりませんが、牢名主風の西の指示で、凄まじいリンチが始まります。

その恐ろしさと言ったらもう…

受けたリンチは2種類です。

まず「ねじりん棒」

これは、大勢で四肢をつかんで力任せに体をねじるというもの。
拷問にでも使えそう。怖すぎ。

ねじりん棒と呼ばれているのは、直接的には絞った雑巾のことみたいです。

まず、雑巾を絞って「これがネジリンボウよ」と言いながらジョーの口に突っ込み、続いて「声が出なくなったところでご本人もネジリンボウにしてやるか」と、本番突入という運びになっているので。

続いて「パラシュート部隊」ですが、これも…

床に仰向けに寝かせた者の胴体辺りに、2段ベッドの…よく見ると4段ベッドですね、4段ベッドの一番上から飛び降りるのですが、部隊というだけに数人連続で降下します。

怖ぇぇ!

飛び降りるほうにもある程度のセンスが必要ですね。

しかし異様にタフなジョーは、その後房の全員を相手に大立ち回りを演じ、次々に敵を倒していきます。

強ぇぇ!

この「ねじりん棒」と「パラシュート部隊」ですが…

梶原一騎氏(原作の高森朝雄氏)の実体験らしいのです。

梶原氏は、問題行動が多かったために教護院(ずっと昔は感化院と呼ばれていて、現在は児童自立支援施設と改称)に入れられていたのですが、そこで体験したことに基づいていると本人が話していたそうです。

梶原一騎氏の話は、この本に
『あしたのジョー』と梶原一騎の奇跡 (文庫) [ 斎藤貴男 ]

私は、普段だと漫画の格闘シーンなんかは読むのが面倒で飛ばしちゃってます。「何がどうなってんだか分かんないし、どっちが勝ったかだけ知れればいいや」くらいの感じで。

ケンカの場面で胸が躍るのは、あしたのジョーだけ!
なんでだろ?
絵のうまさやコマの使い方が関係しているかも知れません。

雑魚連を片付け、最後に西との一騎打ちになります。

ジョーは、この時とばかり「あしたのために その1=ジャブ」を試します。

ひじを左わきから離さない心構えで、やや内角を狙い
えぐり込むようにして打つべし!

打つべし!打つべし!打つべし!

連打を浴びた西が気を失って倒れる頃、教官がやって来てジョーは独房に放り込まれてしまいます。

コミック1巻はここまで。
西との再会は2巻に入ってからです。

該当箇所

コミック:1巻 P.185~227
アニメ1:第6話「燃えろ!左ジャブ!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

破り捨てられる「あしたのために その2 =ストレート=」

アニメのジョーは、最初は警察病院に収容されていて、そこから鑑別所に移送されるので、移送車に乗るために病院の外に出てくるところで、段平やドヤ街のチビ連と束の間の邂逅があります。

この時段平は、「あしたのために その2 =ストレート=」をジョーに渡しますが、ジョーは、その場で破り捨ててしまいます。

ひどく落胆した段平は、また酒を呑みはじめ、荒れた生活に戻りかけるのですが、ふとしたことからジョーが「あしたのために その1」と読んでいたことを知り、改めて葉書「あしたのために その2」を書き始めます。

めげない男、丹下段平あっての物語です。

漫画では、裁判の日までジョーと段平が会える機会はないので、この場面もありません。

保存

保存

保存

保存

保存

保存

保存

次の記事