「あしたのジョー」を漫画とアニメの違いなど確認しながら振り返って行きます。

今回は、寄付金詐欺で捕まったジョーの裁判の場面です。




エピソード

刑罰の決まる裁判ですが、ジョーにしおらしいところはまるでなく、法廷で笑い出したり、段平と勝手なやりとりをし始めたり。

裁判官が判決文で「矢吹丈は(中略)ドヤ街に流れ込み(後略)」とか言ってるとこでちょっと笑っちゃいました。
ドヤ街って。
ドヤ街の「ドヤ」は、「宿(やど)」をひっくり返したものでしょう。「ちゃんねぇとシーメーでも…」と同じ種類のもの。判決文に使われるものなの?

あと「暴力、窃盗、詐欺、恐喝等…」とジョーのやったことを並べるのですが、恐喝なんかしてましたっけ?
もしかして鬼姫会に乗り込んで3万の慰謝料取った件?
被害届を出したのか鬼姫会。

判決は、特等少年院に1年1ヶ月収監という重いものでした。

傍聴に来ていたのは、段平、チビ達と白木葉子です。

該当箇所


コミック:2巻 P.6~24
アニメ1:第6話「狼を裁くな!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

葉子と他の登場人物との面識の有無

アニメでは、葉子は詐欺よりも先に登場していて、ジョーは敵愾心を燃やしていますがドヤ街のチビ連からは慕われている立場です。
一方原作での葉子の初登場は、この裁判の時です。

葉子は、ジョーの詐欺話を信じて大金を寄付した者のひとりとして傍聴に来ていたのでした。

服装からして山谷の面々とはまるで違う風情で、おそらくジョーは特等少年院行きだと話す葉子に、子供たちはあまりいい印象を持たなかったように見えます。

子供たちと葉子の関係性の違いは、物語の最後までこの構図のままです。

アニメには子供時代のジョーが出てくる

裁判官がジョーの生い立ち、孤児院に入れられては脱走を繰り返し、日本中を放浪していたことを話すとき、アニメでは当時のジョーの映像が入ります。

孤児院(今の言葉では養護施設?)の運動会のかけっこを利用して白昼堂々と脱走するジョー。
どこへ向かおうというのか、線路の上をひとりで歩くジョー。
貨物列車の中で焚き火をするジョー。危なすぎるだろ!

コミックでは、ちびジョーはまったく出てきません。
個人的な好みでは、過去がまるで語られないコミックの方が好きではありますが、それでも、小さな頃のジョーが見られる機会は貴重です。

子供の頃のジョーは、とても可愛い!
もしもジョーが子供を持つことがあったら、あんな感じだったのかな?

伝説のあのラストシーンでジョーがどうなったのか、解釈は人それぞれで、生きて誰かと結婚して…というストーリーがあり得ないわけではないのですが…

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