【あしたのジョー全出来事45】段平ボクシング協会で暴れて逮捕。逆に渡る橋が落ちる
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
今回は、ジムのライセンスを復活させてもらおうとボクシング協会に出向いた段平が暴れて警察に連行される話です。
エピソード
段平はジムのライセンス申請のためボクシング協会に向かいました。
泪橋で段平の帰りを待つジョーと西のもとに警官が訪れ、「段平が泥酔して暴れたので身柄を拘束している」
段平はボクシング協会で忌み嫌われていて、ライセンスの復活どころか話も聞いてもらえず、やけ酒を煽って大暴れしたのでした。
かつて小さなジムの会長だった頃に色々とやらかしていたらしいのです。
自分の選手かわいさに試合相手のボクサーを殴り倒したりだとか…
自分の選手ってアレですよね。
あの、彼女も試合見てるんだからKO喰らったらカッコ悪いだろとかそんなことを言ってて、最後は段平を殴ってよそのジムに移転しちゃうアレ。
まあとにかく…
丹下拳闘クラブは認定されず、ジョーの明日は消えました。
昨日の今頃はジムで大宴会をしていたのに…
該当箇所
コミック:5巻 P.122~144
アニメ:第26話「絶望のライセンス」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
アニメでは、段平の話を聞いたジョーが気が狂ったように笑っているところで終りですが、原作のジョーは、ひとしきり笑ってからしばらく考えると、「もうボクシングなどどうでもいいから一緒に帰ろう、毎日をボーフラのように暮らせばいい」と言いだします。
「傷害で捕まっているので身元引受人がいなければ帰せない」と警官に言われ、段平を置いて帰ることになるのですが、帰りがけには、「また泥棒の大将にでもなるよ」と、ひとりで笑い出したり…情緒が著しく不安定になっているところにリアリティがあって痛々しさもひとしおです。
この後ジョーの演じる逆転劇をまだ誰も、おそらくジョー自身も知らず、絶望だけの夜道を歩くジョーと西の後姿が出るのも原作だけです。
西だって本当は怒りたいでしょうけれど、静かにジョーのなだめ役に徹しています。
長い一日でした。
翌日はふたりとも林屋欠勤です。