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【あしたのジョー全出来事223】ジョー、紀ちゃんを泣かす。西は棒立ち

2018年1月6日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

丹下ジムには新しく練習生が入所していますが、ジョーのスパーリングの相手にはなりません。

週に一度西が来て、ジョーの相手をしています。
今夜は紀子とふたりでやって来ました。

スパーリングを開始して間もなく、ジョーがダウンするのでみんな驚きます。

ジョーは、起き上がりながら紀子に、西と夫婦喧嘩するときは気をつけろ。今でもパンチは強いと言います。

西と紀子の仲は、ドヤ街公認になっているみたいです。

紀子が泣きながらジムを飛び出してしまうので、ジョーは、練習生たちに「先輩が悪い」と責め立てられて紀子を追いかけます。

紀子は、ふざけて泣いたふりをしただけだと笑っていますが…。

なんだか色々と腑に落ちないシーンです。

結婚間近と噂のカップルA男B子をC男が冷やかして、B子が過剰に反応、C男が周囲から責められるケースとは…

B子はC男を好きなのに、わけがあってA男と付き合っている。それを知りながらC男がABを冷やかすからB子が泣いちゃったじゃないか!C男お前が悪い。

こうだと思うのですが、西と紀子の「公認の仲」の「公認」って、

「紀ちゃんはジョーが好きだったのに、ジョーはあの調子だからねぇ」「そうそう仕方がないよ、西なら優しいし働き者だしね」「うん西なら両親も安心だね」「そうだねこれでいいんだよ」

までを含む公認なのでしょうか。

…いえ。身近にいた人は、実際こんな感じでしょう。

でもジムの後輩がそこまで把握する機会はなかったはずで、瞬時に紀子の気持ちを読みとったのだとすれば、紀子からは今もジョーを思う気持ちがにじみ出ていることになって、西の立場は?

飛び出す紀子をジョーが追いかけて、西はリングに突っ立ったまま?

西が紀子の本心を知らないはずはありませんが、それにしたって、ねえ…

この日は、段平が紀子に敬語でしゃべっていたり、なにかとおかしい回です。

ところでジョーは、どうしてダウンしたのでしょう。

倒れたのは芝居で、ふたりを冷やかすための仕込みだったと、その場にいた段平、練習生、西と紀子は解釈したようですが、パンチドランク症状によるものにも感じられます。

体調を気取られたくないジョーが、苦し紛れのジョークで大惨事。この方がしっくり来ますね。

アニメは、原作よりもジョーの症状が描き出されるのがずっと遅く、疑わしい出来事は、これが最初です。

該当箇所

コミック:該当エピソードなし
アニメ2:第37話「野性児その名は…ハリマオ」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメだけのエピソードです。

原作では西と紀子は、もうほとんどジムには顔を出していません。