【あしたのジョー全出来事104】葉子、白木ジム会長に就任
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
ジョーがリングに復帰した夜、葉子は大きな決断をします。
ジョーの試合振りに納得できない葉子は、後楽園ホールから閉鎖された白木ジムへ向かいます。
ジムを人手に渡すという幹之介に、ジムを継がせてくれと懇願。
これからの葉子にはボクシングと関わらない人生を歩んで欲しいと考える幹之介は、もちろん反対しますが、葉子は耳を貸さず、ジムスタッフを呼び寄せます。
白木ボクシングジムは、若く美しい異色の会長のもと、新たなスタートを切りました。
ジョーが放浪している間、葉子は夜遊びに逃げていましたが、それを経てずいぶん大人になっています。
これまでは、ただのウザ令嬢。
ここからの葉子は、少し違います。
該当箇所
コミック:10巻 P.24~P.33
アニメ1:第58話「勝利のボディブロー」
アニメ2:第3話「地獄からの使者…矢吹丈」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
どれも大体同じです。
アニメ1では葉子が、今夜のジョーを「傷ついた野獣」に見えたと言い、続けてジムの会長にさせてくれと依頼するので、葉子がジムを存続しボクシングの世界に残ろうとする理由がジョーであることが、より鮮明です。
原作では、なにが以前と違うのか分からないけれど今夜の試合はぬるかったと言っています。
葉子もまだテンプル問題には気付いていないことが、この台詞で分かります。
K.O.勝ちで復帰した矢吹丈が本当はまだ立ち直っていないことに葉子だけが気付くのは、葉子の傷も癒えていないからなのでしょう。
アニメ2には、その場でジムスタッフに召集をかける場面はありません。