【あしたのジョー全出来事47】ジョー、白木ジムの移籍オファーを断ってガラス割って帰る
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
今回は、白木ジムの誘いをジョーが袖にする場面です。
エピソード
ジョーは、釈放された段平とともに、葉子に案内されて白木ジムを訪れます。
幹之介氏はジョーの才能を埋もれさせてはならないと考え、白木ジムでプロを目指してはどうかと打診します。
段平のことはジョーの専属コーチとして雇用するという破格の好条件でした。
ボクサーになるにはこの話を請けるほかないジョーは、一度は首を縦に振りますが、そこへ力石が現れます。
すると同じジムの選手同士は対戦できないことに思い至り、結局この話を断ることに。
断りついでに力石と殴り合い寸前になるのは、想像通りの予定通りですが、段平は、今の力石は少年院時代よりもずっと強くなっているとか、そんなことを言って、ジョーを思いとどまらせようとします。
良く分かりません。
ジョーが勝ち目のあるなしを行動基準にしたことないでしょ。
力石も内心待ってるんだし、半年振りにやっと会えたんだからやらせてやったらいいんじゃ…
とにかくそんな成り行きでいつの間にかジョーと段平のケンカになり、ジョーは段平を階段から突き落としてしまいます。
転がり落ちた段平は踊り場の窓に頭から突っ込み、あわや転落事故の事態に。
すすり泣く西。詫びるジョーと返事のできない段平。
とぼとぼと帰っていく三人を葉子と力石が階上から見下ろしていました。
葉子は「泥沼」と言い、力石も「気が滅入る」と言う死に体の丹下ジム。
でもジョーは、プロデビューの秘策があると言い出します。
橋がなけりゃ橋をかけりゃいいんだ
おれたちの手でよ!
KCコミックあしたのジョー(5)P194 (c)高森朝雄・ちばてつや2012
該当箇所
コミック:5巻 P.161~196
アニメ:第27話「明日に架ける橋」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
アニメのジョーはジムに着くなり力石を探す
ジョーたちが白木ジムに連れられたのは、幹之介と話をするためですが、アニメのジョーは、幹之介の応接室に行く前にひとりでトレーニングルームに入り込んでいます。
力石を探して広々としたトレーニングルーム内をふらふらしながら、練習生のひとりといざこざを起こし、葉子に諌められて幹之介の部屋に移動します。
原作の葉子は丹下ジムの3人を「泥沼」と言う
怪我した段平を抱えて出て行くジョーと西を窓から見下ろしながら葉子が「泥沼」「みじめ」と言うシーンは原作にしかありません。
このとき力石も「気が滅入る」と言い、幹之介はジョーが帰ってしまったのでがっくりと肩を落としています。