【あしたのジョー全出来事86】一発も受けずに追い込まれるジョー、力石のアッパーで頬を切る
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
力石ー矢吹戦が始まりました。
エピソード
戦前の予想通り力石は、アッパーを連発してきます。
練習の成果はよく活き、ジョーはすべてのアッパーをスウェイ・バックでよけながら、合間に出すストレートも正確にヒットしています。
誰の目にもジョーが優勢に見えますが、1Rを終えてコーナーに戻ったジョーは、割りが悪いと言い出します。
こちらのパンチは、力石に当たってはいるものの、反り返った姿勢からなんとか届く程度のもの。力石を倒すだけの威力はなく、かといって8Rまで力石から逃げ切れるはずがない。
これが、最初のラウンドでジョーが知ったことでした。
でも、今はこの戦法を続けるほかなく、第2Rがはじまります。
力石は、もう肩で息をしています。
減量でスタミナを失った体で空振りアッパーを繰り返すので、消耗が激しいようです。
ふとジョーの心に魔が差します。
ここにいる力石は、いつもの力石ではない。減量で疲れて体力も思考力もなく、そのアッパーも恐れるものではないのではないか…
その隙をつく力石の右アッパーがジョーの頬をかすめ、ざっくりと裂いていきました。
まともに当たっていたら…
まだ一発も受けていないのにジョーは追い詰められ、力石は余裕の表情です。
該当箇所
コミック:8巻 P.94~115
アニメ:第48話「宿命の対決」~第49話「果しなき死闘」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
特に違うことはないです。
ないですが…
アニメでは、この試合を林屋のおやじさんと紀ちゃんが観に来ていて、子供たちの横に座っていますが、原作では林屋父娘はいません。
今改めて確認するまでずっと、この試合はいつものメンバー全員観に来ていたと思い込んでました。
アニメでは、林屋父が活発に声援しているので印象が強かったのですね。