「あしたのジョー」を漫画とアニメの違いから振り返っています。

今回は、ジョーvs力石試合試合開始までです。




エピソード

矢吹丈vs力石徹。
試合の日が来ました。

いよいよ試合開始となるその時、段平は西から、力石がジョーの通り魔トレーニング(収容生相手に次々クロスカウンターを打った練習)を知って、暴れ牛と特訓したことを教えられます。

すると段平は、慌ててリングにのぼり、特別ルールを認めて欲しいと願い出ます。

段平の提案する特別ルールは、意図の理解しがたいものでした。

通常の1ラウンド3回ダウンで負けるというルールを変更し、何度ダウンしても10カウント前に立ち上がれば試合を続行できることにしてくれと言うのです。

ジョーと力石の実力差はあきらかで、このルールではジョーが何度となくダウンを喫するのは目に見えているはず。

一同は首をかしげますが、力石が、段平はジョーがこの俺を何度も倒せると思っているのだろうから、こちらとしてはダウン無制限ルールを飲むと言い出し、この奇妙なルールが認められることになりました。

該当箇所

コミック:3巻 P.51~P.74
アニメ1:第13話「宿命のリングに立て」第14話「KOゴングはまだか!」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

試合前のジョーがシャンとするきっかけが違う

原作では、両選手の試合のための用具を白木ジムで揃えていて、力石のリングシューズやトランクスはぴったり合うサイズなのに、ジョーの分はぶかぶかでなんとも不恰好な様子になります。

収容生たちだけでなく葉子や力石にまで笑われたジョーは、ヘッドギアを脱ぎ捨てたと思うと、それを葉子に投げつけます。

続いてランニングやトランクスも投げつけるので、葉子をアイドル視している収容生たちは怒り出しますが、ジョーはすっかりいつもの調子に戻り、こっちはもう万全の態勢だ、いつでもゴングを鳴らせと言い放って、段平を感動させます。

アニメでは、ジョーの使うグローブは段平が現役時代に使っていたものです。

段平のかつての対戦相手の血の浸み込んだグローブのニオイを嗅いで、ジョーに火が入ります。

ヘッドギアを渡しに来たついでにジョーをからかうガイコツを軽くぶちのめすと、いつも通りのジョーに戻っていました。

と、闘争モードにスイッチするきっかけが違います。

この、オンとオフの落差の激しさもジョーの魅力のひとつかなと思います。

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