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【あしたのジョー全出来事258】13Rホセの反則

2018年1月30日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

ホセは、何度倒しても立ち上がるジョーに怯えています。

ホセは待っている家族のいる身です。

子を持つ者の一番重大な仕事は、家に帰ることです。

命の鎖から解き放たれたジョーを理解できるはずがありません。

13ラウンド、ジョーのコンディションは良くありませんが、もう自身のダメージにすら構っていません。

力の残っていないはずのジョーです。
2,3発入れば倒せそうに見えますが、倒すだけでは終りにならないとホセは知っています。

圧倒的劣勢にありながら試合を終わりにできるのは、ホセではなくジョーの方です。

このリングを支配しているのは、ジョーなのです。

ゆらゆらとホセに近寄るジョーの目は、今もホセを見据えています。

とうとうホセは耐えられなくなり、奇声を発しながら左右のグローブを振り回し始めます。

ジョーが持ち堪えているのを見ると、両手を振り下ろして背中を殴り、続いてエルボー。

「反則だ」と止めに入るレフェリーを押しのけ、今度はジョーの首を抱え込んで頭を連打、しまいに背負い投げっぽくマットに叩き付けたりだとか…

プロテスト稲垣vs.ジョーよりひどい人初めて見た。

プロテストのときは、「うわー稲垣かわいそ」と思ったけど、ここでは「ホセかわいそう」と感じるのはなぜ?

もちろん反則、もちろん減点です。

「反則による減点」

ホセのキャリアにあるまじき汚点が残りました。

どんな人でも順風のときは、理想の自分でいられます。

好ましからざる状況に陥ったときに、自分らしさを失わずにいられるか否か。

これが、私の考える「人生という正体不明の敵とのケンカ」です。

ホセは負けました。

ジョーが勝つかどうかは、まだ分かりません。

この試合、メキシコに中継されていないといいですね。

子供にこれ見られたら、どんな顔して帰ったらいいのか。。。

見てるのが私だけだったら、「最初からそうたいした奴とは思ってなかったから気にするな」といったところですが。

メッキ塗りすぎるから剥がれると余計汚く見えるというのがホセの印象です。
強いんだから、自然にしていればいいのに。

該当箇所


コミック:20巻P216~235
アニメ2:第47話「青春はいま…燃えつきた」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

大体一緒です。

ホセのレフェリーぶっ飛ばしとマット叩き付けは原作だけで、アニメにはありません。
たいして変わりませんが。

どうした加減か、ホセの眉がいきなり極太になるのは、アニメだけのエピソードです。