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【あしたのジョー全出来事251】ホセ戦開始「彼ハホントウニジョー矢吹ナノカ」

2018年8月5日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

控室の出来事などなかったかのように、タイトルマッチが始まります。

段平は、ホセが仕掛けて繰るまではスタミナを温存するよう指示しますが、ジョーは聞いていません。

ゴングと同時に駆け出し、猛然とホセに向かって行きます。

しかし、ジョーのパンチは当たっていません。

すべてかわされるか、そうでなければブロックされています。

ホセが攻勢に出ると、途端にジョーは追い込まれ、序盤から一方的にダメージを負います。

やがてホセは、あまり動かなくなります。

最小限の力で防御する、紙一重でパンチをよける「見切り」という手法を使い始めたようです。

ホセ・メンドーサは、完全にリングを支配し、今、ジョーをダウンさせました。

誰もが試合終了と思うダウンから立ち上がるジョーでしたが、反撃の糸口はつかめず、ただ空振りを繰り返すばかりです。

ホセは考えています。

イッタイ彼ハホントウニジョー矢吹ナノカ…?
(中略)
アンナニ素晴ラシイボクサーダッタノニ
アノ時ノジョー矢吹ハドコヘ行ッテシマッタンダ

KCコミックあしたのジョー(20)P73 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

一方ジョーのコーナーには、カーロスが近寄って来ました。

試合をダウンから振り返ったまとめはこちらに
丹下段平は何度「立つんだジョー!」と言ったか#ホセ戦

該当箇所


コミック:20巻P10~74
アニメ2:第45話「ホセ対ジョー…闘いのゴングが鳴った」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

観客席の顔ぶれが違う

葉子、カーロス、キニスキー博士、ゴロマキ権藤、ウルフ金串、少年院メンバーは、原作アニメに共通ですが、アニメでは観に来ているドヤ街チビ連と大人、紀子は、原作にはいません。

また原作では、稲ちゃんらドサ周り興行の人々が来ていますが、アニメ2にはドサ周りがないため、アニメには、いません。

ドサの人ら、最初鬼姫会かと思っちゃって「あらまあ」でしたわ。

西は、アニメではセコンド、原作ではまったくの不在です。

アニメ須賀清は、どこかにいるはずですが描かれてはいません。

原作のジョーは様子がおかしい

インターバルでぼんやりしているジョーは、まるで違う選手のようです。

段平はジョーを怒鳴りつけますが、ジョーは「のんびり行こう」と答えて、虚空に目を泳がせています。

パンチドランカー症状の発現は、もう疑いようがなく、ラウンドの間はなんとか持ってもそれが限界のようです。

段平は、試合中に覇気をなくすジョーを見るのは初めてだと戸惑いますが、ラウンドが始まればジョーはまた、気力を持ち直しているように見えます。

アニメではホセがジョーの両肩をつかむ

何を思ったかホセは、ジョーに対して、ハワイでサム・イアウケアにやった両肩つかみをやります。

相手の方に両手を置いて自由に打たせ、打たれ強さを見せるというアレです。

自由に打たせるなら肩つかむ必要なくない?

ジョーの連打は、むなしくホセに吸い込まれますが、後に、これがホセを精神的に追い込むことになります。

ストーリーとあんまり関係ない話

メキシコ国歌って10番まであるのですね。

Wikipedia「メキシコの国歌」