「あしたのジョー」を原作とアニメの相違点を確認しながら振り返っています。

今回は、段平がジョーにクロスカウンターを教える話です。




エピソード

今のジョーの実力では、力石とまともに打ち合って勝てるはずがなく、ジョーにコーチをする時間もない見た段平は、ジョーにクロスカウンターを実地指導します。

倒れているジョーを見て、山谷の子供たちは猛然と段平に抗議し、西も何か言いたげな目で段平を睨みつけていますが、その段平も、いわばこれは「あしたのために=その3」だと話す途中で血を吐き出して倒れてしまいます。

集まった人々があきれる中、葉子だけは、段平の繰り返す「あした」という言葉を聞き逃しませんでした。

体裁だけを整えて今日を過ごしていたのでは、素晴らしい明日は永遠にこない。
他者からは異常と思われる今日あっての明日だ。

と、誰に言うともなく語ります。

葉子は偽善者などではなく、どう生きていくべきなのかを必死に探している最中なんだなと感じさせる場面です。

ジョーが逮捕されたのは雪の夜でしたが、このシーンでは(原作でもアニメでも)蝉が鳴いています。

季節は夏になっていたようです。

該当箇所

コミック:2巻 P.230~3巻 P.15
アニメ1:第12話「燃える太陽に叫べ」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

大きく違うところはないです。

漫画では、収容生の誰かが水飲み場でジョーが倒れているのに気付いて、おいおいみんな来て見ろよとなるのに対し、アニメでは、ちょうど芝居が終わってみんなが体育館を出てくる時にジョーの悲鳴が聞こえたので、力石を先頭に水飲み場に駆けつけてみると、ジョーがダウンしていた、となることくらいでしょうか。

たいした違いではないですね。

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