「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーの初防衛戦です。

試合前、ホセがリングに上がってジョーと対戦相手のピナンを激励するのですが、ジョーは、ホセの握手に応じようとしません。

そればかりか、ホセを殴ろうとします。

ホセはそのストレートををかわし、ジョーの右手首をつかんで強引に握手させます。

どうでもいいがホセよ、ハワイでスリーピース着てる人変だよ。

ジョーを批難して騒ぎ出す観客を2ラウンドKO予告で黙らせ、試合開始です。

予想外に手こずりながらジョーはその試合に勝ち、帰ろうとしているホセをリングから呼び止めて「次はお前だ」と宣言します。

原作でジョーがガウンを着るのは、この試合が初めてです。

アニメではウスマン・ソムキット戦から着ていますが、原作では東洋チャンピオンになって初めてガウンを作ったようです。

該当箇所

コミック:17巻P75~130
アニメ2:第29話「初防衛なるか…矢吹丈」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

ジョーの芝居にピナンがひっかかるかどうか

第2Rでジョーはダウンしますが、このダウンは演技です。

原作では、ジョーの台詞からはっきり芝居と分かります。

両手ブラリと似た発想です。

接近せずに戦うスタイルのピナンに「攻め落とすチャンス」と思い込ませて突っ込ませるため。

事前にKO予告がされているので、ピナンにとっても2Rは正念場となり、決めに行ったところをジョーの反撃にあい逆転負けする結果に。

すべてを計算したKO予告だったようですが…

ジョーがいつ自分の症状に気付いたのか、明確にされることはありませんが、この時にはもう自覚しているはずです。

深読みすれば、あまり多くのラウンドを見せるとホセに症状を見抜かれると危惧したジョーが、試合を早く終わらせるために立てた作戦とも取れますが…ここは不明です。

アニメでも演技ダウンに見えますが、立ち上がった後にピナンがかかってこないので2RでのKOを逃し、続く第3Rで勝負をつけたということなのか、単に相手が思いのほか上手くて予定通りにいかなかったということなのか…こちらも不明です。

いずれにしろ日本では、この予告KOのウケが非常に良かったようです。

原作のジョーは何かが違う

らしいです。葉子によると。

試合開始直後から猛然と攻め込むその様子は、いかにもジョーらしいように見えて実は違うと、葉子は言うのです。

ホセへの恐れと対抗意識か、パンチドランカー症状を無意識に感じ取って焦っているように見えると。

次の記事