【あしたのジョー全出来事201】葉子、ホセとの独占契約をジョーと段平に報告
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
葉子とホセのビジネスとは、日本における試合の興行権の独占契約でした。
葉子の許しを得なければジョーとホセとの世界タイトルマッチを日本で開催することはできなくなりました。
もちろんテレビ関東は知らない話です。
今この契約を知っているのは葉子の他にはジョーと段平だけです。
該当箇所
コミック:17巻P62~70
アニメ2:第30話「偉大なるチャンピオン…ホセ」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
ジョーの反応が違う
見ている私たちには、葉子が、タイトルマッチを、メディアの都合ではなく、ジョーにとって一番いい状態、一番いいタイミングで実現したいと考えてのことと分かるのですが、原作のジョーは、葉子の行動が解せず半ギレです。
アニメの方では、「異存ありませんね」と確かめる葉子に「あるはずがねえよ」と答えるだけで、なぜそんな契約を結ぶのか訊ねたりはしません。
ホセと試合ができれば構わないと思っているようで、葉子の意図について深く考えてはいないみたいです。
ホセとの契約金が違う
原作では5万ドル、アニメ2では15万ドルです。
原作でこの話が少年マガジンに掲載されたのは、1972年(昭和47)年5月、アニメ2の30話は、1981年(昭和56)5月の放送でした。
為替は原作時1972年5月の月平均で1ドル304.376円、アニメ1972年5月の平均は、220.631円なので、
原作の契約金を円換算すると約1千500万円、アニメは3千3百万円になります。
日本円と物価の上昇を加味して修正したのでしょう。