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【あしたのジョー全出来事193】ハワイ遠征計画と段平の疑念

2017年12月26日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

テレビ関東の大橋運動部長が、ジョーの初防衛戦をハワイでやってはどうかと持ちかけてきます。

ジョーは、あまり気乗りのしない様子ですが、同じ頃ホセもハワイで試合をする予定だと聞いて、遠征を承諾します。

該当箇所

コミック:16巻P155~161
アニメ2:第27話「ボクシング…その鎮魂歌」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

段平の心境が違う

アニメでは、まだジョーに奇妙な他覚症状は出ていないので、段平はハワイでの防衛戦実現をシンプルに喜んでいます。

ただ、ウルフに持っていかれた30万がハワイ行きの費用だったので困ってはいますが。。。

原作でこの話が出るのは、ジョーがジムで意識を失ってヤブ医者(ジョー談)の往診を受けた日の夜でした。

段平は、内心でパンチドランクを疑っています。

ホセの試合を見られると聞いてハワイへ行く気になっているジョーを、段平は複雑な面持ちで眺めていますが、まだ何も言いません。

ドヤ街を歩くジョーと段平に住人達が次々声をかけてきます。

泪橋のチャンピオンとその育ての親に。

段平の不安と裏腹に山谷は幸福に包まれています。

ジョーは、どうだったのでしょう。

気付いていないはずがありません。

このときにもうジョーだけは、あのラストシーンを知っていたと、そう思います。