「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

惨めな心境でリングに上がるジョーでしたが、ゴングが鳴るといつものように全力で向かって行きます。

でも、減量が堪えて体が動きません。

ただでさえ防御の上手い金に、ジョーのパンチはまるで当たらず、突っ込んでは打ち返され、立ち上がっては倒されを繰り返しているだけです。

一方的やられ度数は、少年院の力石戦よりはマシという程度?

…うん。あの時よりはだいぶいいです。
でも今日のジョーには体力がありません。

ジョーは、なぜ立ち上がるのか疑問に思い始めています。

すぐにまた倒されるのに、どの道勝ち目はないのに、なぜ立つのか。

金にだけは負けてはならないという、理由の分からない使命感だけが、ジョーをリングにつなぎ止めています。

戦意を失くしているように見えたかと思うと、立ち上がって反撃に出てくるジョーは、とても不気味です。

リングの下で玄大佐が舞々を命じました。

試合のダウンをリングサイトの状況から振り返ったものはコチラに
丹下段平は何度「立つんだジョー!」と言ったか 矢吹丈全52ダウンから検証

該当箇所

コミック:15巻P228~16巻P69
アニメ2:第24話「ゴングが鳴った…悪魔のリング」~第25話「第6ラウンド…奇跡が起った」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

原作ではジムの後輩がタオルを投げようとする

後輩達は、段平にタオルを投げるよう促しますが、段平は、連打に耐えるジョーを呆然と見上げているばかりで反応がありません。

たまらず後輩の一人がタオルを投げようとしますが、段平が制止します。

これもちょうど少年院の力石戦と同じような構図です。

あの時は、西がタオルを要求しますが、段平は「今タオルを投げ込んだらぶっ殺す」と言って西を止めたのでした。

アニメでこの試合のセコンドについているのは、段平と西です。

この時点で、二人の間ではタオルという話は出ていません。

アニメではジョーがクロスカウンターを受けてダウンする

アニメのジョーは、うっかりクロスをもらってしまいます。

原作では、全編を通じてジョーがクロスに負けることはなく(除ダブルクロス)、この時に金から受けるのは、普通のカウンターパンチです。

検索して知ったこと付録

東洋太平洋チャンピオンを検索したら…

桜井孝雄選手もバンタムの東洋チャンピオンだったんですね。

Wikipediaの「東洋太平洋チャンピオン」「桜井孝雄

ジョーがプロテストでいきなりB級を受けようとしたときに、あの桜井孝雄だってB級を受験したんだと言われていました。
(KCコミック6巻P85)

ジョーとは正反対のキャラの人だったみたいですね。

東洋チャンピオンの名前の中に「青木勝利」という選手がいます。

梶原一騎氏が、一部力石のモデルにしていたのではないかと、後にちばてつや氏が話していた選手です。

こちらも性格は力石と全然違いますね(笑)

注:力石のモデルとして梶原氏が明言したわけではない風です。

ちば氏が、そう感じたと後のインタビューで話していたということです。

新人王決定戦の、ガードの上から叩き壊すようなパンチ(6巻P11~12)というあたりはピストン原口っぽい印象もあります。

梶原氏はピストン原口の大ファンでした。
作品も残しています→ピストン堀口物語 1[ 梶原一騎 ]

力石の減量は、ファイティング原田選手の逸話がもとになっているとのことです。

一日トマト一個だとか、蛇口の針金だとかは、ファイティング原田選手の実話だそうです。

このあたりの話は、ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日【電子書籍】[ ちばてつや ] に出ています。

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