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【あしたのジョー全出来事179】段平体重計に細工。ジョーは減量達成を信じる

2017年12月16日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

なんとしてもジョーに減量を思いとどまらせようとしていた段平ですが、根負けしたのか、「もう邪魔しない。これからは減量に協力する」と方向転換します。

ふたりは二人三脚で減量に取り組み、その日からジョーの体重は、するすると落ち始めます。

試合の朝、計量に出かけるジョーのウェイトはバンタムのリミットきっかり。

恒常的な栄養不足水分不足に慣れたジョーの顔は、腫れが引いてキレイになっていました。

該当箇所

コミック:15巻P130~144
アニメ2:第21話「力石の…唄が聞こえる」~第22話「そして…計量の朝」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメの視聴者は段平のトリックを事前に知っている

原作では、段平が突然協力的になり、当日までにバンタムのリミットまで落とせた…としか分かりません。この時点では。

アニメでは、段平が西に、ジムの体重計の重りと見た目は同じで重さの違うものを作るよう頼んでいる場面があるので、観る者は、体重計を細工してジョーをごまかそうとしているんだなと分かります。

西は、ジョーには受け入れがたいであろうそのギミックに気が進みませんが、ジョーの命を守るには騙すよりほかなく、結局段平の指示に従います。

段平としては、嘘が露見することは最初から覚悟の上です。

ジョーが意気揚々と試合前計量に向かうとき、アニメの視聴者は、本番の計量ではオーバーウェイトと出ることを知っているのです。