「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーの減量は難航しています。

サウナ化したジムに何時間も篭って汗をかいても、ウェイトが落ちません。

ジョーは、もう何も食べていません。水も飲んでいません。

段平はフェザーに転向すればいいと言いますが、従うジョーではありません。

なんとかものを食べさせようと、次々に屋根裏のジョーのところへ食べ物を運ぶ段平でしたが、ジョーが応じないので、ハシゴの下でうなぎを焼き始めました。

確かにこの誘惑はいいアイディアだと思うのですが、これで降りてくる人でもないから困っているわけで…。

段平の攻撃から逃れて玉姫公園に着いたジョーは、落ちているミカンを拾います。

両手で拾い上げたミカンをじっと見ていると、「ミカンの皮をどうするつもりだ」と言う段平の声が。

ミカンに見えていたのは、誰かが捨てた皮でした。

かわりに段平は、本物のミカンと水を差し出します。

よくぞ偶然ミカンを持ってきた!と、ここまではファインプレイだったのですが、続けて段平は、

力石だってもう納得してくれるさ

KCコミックあしたのジョー(15)P116 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

と言ってしまいます。

力石の名前を出しちゃったら、もう無理でしょ。

ジョーは、段平のミカンを握りつぶし「力石を納得させたくて減量しているのではない」と言いながら水の入った一升瓶を地面に叩き付けます。

あしたのジョー15P117

KCコミックあしたのジョー(15)P117 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

 

あしたのジョー8P61

KCコミックあしたのジョー(8)P61 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

該当箇所

コミック:15巻P119~129
アニメ2:第20話「俺のバンタム…減量への挑戦」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメには紀ちゃんと西がいる

アニメで段平が屋根裏のジョーにとっておきのご馳走として運ぶ落としミールは、紀ちゃんのトマトサンドです。

アニメの西は、まだ丹下ジムによく顔を出していて、ジムサウナをやっているジョーが中から鍵をかけたドアをぶち破るのも西です。

原作では、もう西も紀子もジムには立ち寄ることもない状態なので、このときにも出てきません。

かわりにジムの後輩がいますが、どうすることも出来ずオロオロしているだけです。

子供たちが心配して泪橋に集まっているのは、どちらも同じです。

うなぎとミカンの順序が違う

実は、ここの順番が違います。

原作では、

ウェイト問題カムアウト

ジョー、一晩中ジムサウナ
(練習生と段平は上の新ジムで寝ている)

朝、玉姫公園へ走ってミカンの皮

段平水とミカン

段平、屋根裏のジョーに様々な食物運ぶ→そのたびハシゴから突き落とされる

うなぎその他で燻製

の順です。

アニメは

カムアウト

翌日段平の留守に鍵かけてサウナ

屋根裏ジョーに紀ちゃんのトマトサンド

床に落とされるサンドイッチ

燻製攻撃(4日間)

ミカンの皮

段平ミカンと水

です。

うなぎやら秋刀魚やらを炙り出すタイミングが違うのです。
別にいいって?

ジョーの顔が違う

顔が違うと言うか、顔が変わるタイミングが違います。

原作では、一晩サウナをやった翌朝から腫れ上がったひどい顔です。

その顔でドヤ街を走って玉姫公園に行くので、山谷の人々もぎょっとしています。

アニメでは、玉姫ミカンのときは、まだキレイな顔です。

ジョーがバンタムに留まる理由が少し違う

原作では、減量問題が表沙汰になった夜から段平は、フェザーに上がることを提案していますが、ジョーは、永久にバンタムで生きると言って取り合いません。

バンタムは力石が命がけで降りてきたクラスであり、力石の減量苦のほうがずっと深かったはずだと話します。

ジョーの「生涯の敵生涯の友との古戦場バンタム」という言葉を聞いて、段平は、ジョーを思いとどまらせることの難しさを知ります。

玉姫公園では、バンタムは生きていく必要条件でありボクシングをやるための不文律だとまで…。

アニメでジョーがバンタムへの思いを語るのは、玉姫ミカンの時です。

言っている内容も少し違って…

「ウルフがいてカーロスがいて力石が降りてきた、かけがえのないバンタムを捨てるわけには行かない」(台詞は要約してます)

という内容です。

ウルフとカーロスの名が出てくるところが違います。

 

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