「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

カーロス戦後、ジョーと対戦する選手が見つかりません。

段平は、あちこちのジムにあたっているようですが、どこへ行っもジョーを恐れるばかりで対戦を受ける選手がいません。

そりゃ日本バンタム級では無理ですよね。

上からタイガー、原島、南郷ですが、こいつらは、本調子でないジョーとの試合でもあんなもんです。

その下の選手では、怖がって逃げるのが、まあ自然かなと。

ジョーは、海外の選手とカードを組むことになります。

最初の相手は、東洋5位タイのウスマン・ソムキットです。

該当箇所

コミック:14巻P.106~112
アニメ2:第14話「どこにある…ジョーの青春」~第15話「誰のために…必殺ラッシュ」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

海外へ照準を移すきっかけが違う

原作では、ジョーが、「ホセ・メンドーサと試合がしたい。それがダメならせめて東洋チャンピオンとやらせろ」と言い出したことで、海外勢と戦う案が浮上。段平が奔走してまず手始めに、タイの選手とカードを組んだという流れです。

アニメでは、都内のジムを順にあたっては断られ、困り果てた段平が葉子に相談に行きます。

葉子は、段平が来る前から考えていたとしか思えない口ぶりで「海外に目を向けるべきだ」と、きっぱり言い、「対戦相手はこちらで探します」と請け合います。

ウスマンを探して試合の契約を結んだのも葉子でした。

葉子と段平は、白木ジムが絡んでいることをジョーには内密にしようと申し合わせますが、段平に海外選手と交渉する才覚などあるはずがないと考えるジョーは、すぐに葉子が決めた話だと見抜いてしまいます。

土手の公衆電話から葉子に電話をかけて、「普通なら断るところだけれども、今回はやる。礼は言わない」とわざわざ言うジョー。

お礼言わないなら電話かける必要ないじゃん。

オレは騙されてなんかいないからな!と、言わずにいられなかったのか。

葉子には、いつまでたっても大人になれないジョーなのでした。

葉子は葉子で、無反応で聞き流してるし。

傍目にはぴったりなふたりなんだけどな…。

この原作とアニメの違いは重大です。

原作では、紀ちゃんに「ついていけそうにない」と言われたジョーが、丹下ジムに帰って、「とにかく大物と試合させろ」と要望。

居合わせた記者が、今夜の矢吹は人が違ったみたいだと感想を述べています。

ジョーの希望にこたえて段平が海外に対戦相手を探す。という経過です。

これですと…

淡い恋が音もなく終わってしまった、その痛みをボクシングにぶつけようとしているようにも、こうなれば迷いなく燃え尽きるまでの道を一直線に進むだけだと決意を固めたようにも見えます。

アニメのジョーは、ホセの写真をじっと見ていたり、「次の標的はホセ」と考えていることは明白ですが、まだ誰にもそれを言っていません。

葉子は、ジョーの胸中を読んで海外ボクサーの招聘を提案します。

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