「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーが、白木ジムのオフィスへカーロス戦のファイトマネーを受け取りに来ます。

葉子が渡した小切手に書かれた数字は、契約よりもずっと大きい額でした。

葉子は、私の気持ちだから受け取ってと言いますが、ジョーは、猛然と怒り出します。

段平が来ていたら、ありがたく貰ったお金だったのに…

ああ。アニメの14話は、大暗黒回、最悪の数日間のお話ですので。
葉子とのケンカなんてもう全然。
これくらいやんなきゃ会った気がしないくらいのもん。

小切手を書き換えさせながらジョーが、なんでいつもこうなってしまうのか、なぜ普通に話して別れることができないのかとつぶやいていますが…

ジョーは、葉子が理解できなくて困惑しているのでしょう。

男同士みたいに殴りあって心を通わせるわけにもいかず、それでいて、葉子が絶対に自分を見捨てないと無意識に知っているから、毎度こうなってしまう。

そういうふうに見えます。

該当箇所

コミック:14巻P.65~74
アニメ2:第14話「どこにある…ジョーの青春」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

原作では、葉子がジムから手を引くことを考えている

ジョーがオフィスに現れる前、葉子は、ジムのスタッフに、ジムを人に任せるか、閉鎖してしまおうかと考えていると話しています。

アニメでは、この前の回に幹之介が、ジムから手を引くことを薦めますが、葉子は、まだ続けると答えていす。

どちらも結局葉子は、ボクシングの世界に残ることになるのですが、原作の葉子は、一度は辞めることを考えていました。

ジョーの怒っている内容が違う

原作でジョーが怒っているのは、世界タイトルに挑もうというカーロスに比べて矢吹丈はみじめだから金でも施してやろうと思ってんだろうけど、金なんかに変えられない勝負だったんだよ!

と、こんなことを言っているだけですが、

アニメでは、怒り方がくどいというかしつこいというか

カーロスとの試合には何の因縁もない、力石の時とは違うのだから、変に割り込むな。

と言い出し、

…あの流れで力石の件と切り離して考えろと言われても…

アンタは単なるプロモーターだ。

とか

…プロモーターだから、いい試合にボーナス出してるんじゃ…

さらに

今後のアンタのためにも言っているんだ

…他人の将来を慮るなんて、もうジョーではない。

色々おかしい。。。。

原作のジョーの心情は、あの試合をお金で評価されたように感じてイヤだったのかなと想像つくのですが、アニメで詳しく怒られたら分からなくなりました。

後味のいい試合がひとつくらいオレにあったっていいだろう?

と、この台詞は、この直後のことにつなげているのだろうなと思うのですが。

連載と放送の時代が違う

「あしたのジョー」の連載は、1968年に開始しているので、この出来事は70年代の初め頃です。

アニメ2は、1980年の秋に放送がスタートしていて、当時の現代の設定に変わっています。

アニメで葉子が最初に渡した小切手の額面は30万、書き直した小切手は10万円でしたが、原作の頃の価値とはかなり違うはずです。

にしても…

ファイトマネーの半分が10万…

試合って、そう頻繁にやれませんよね。

しかもジョーは、30万の小切手を見て、これじゃ契約の5~6倍だろうと言っています。

ということは、葉子は、最初から相場より高いファイトマネーで契約していたのであって相場では5~6万がファイトマネーの半分…

ひとつ試合をして10万ちょっとしか貰えないのが普通?

世界ランカークラスとジョーでは、全然違うだろうというのは想像つくけど、スポーツって、いつ怪我するか分からないのに、こんなもんなの?

現実の世界のボクサーの収入は、分かりませんけれども、少なくともここの世界、あしたのジョーの世界では、こうなのですよね…

段平の苦労に初めて同情したわ。

林屋のバイトはフェイドアウトするわ、サンドバッグは年中破るわ、臨時収入は突っ返すわ。

まったくこの子は…

大体今日だって段平が取りに来たら、百回くらい頭下げてそのまま貰って帰ったのに…

テレビ関東早く来て。

原作とアニメ1に出てくるモノの値段については、こちらにまとめてあります。(アニメ2は、時代が違うので省いています)

ジョーの時代を知りたい!あしたのジョーに登場する全物価一覧

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