【あしたのジョー全出来事114】断固として戦い続けるジョー。次の相手はバンタム2位南郷
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
ジョーと原島の試合が大変なアクシデントに終り、周囲は悲観的です。
西は、とにかく休めと言いますが、段平はもう半ば諦めています。
紀子は、これでは咬ませ犬だ、もうボクシングをやめさせてと段平に詰め寄り、ドヤ街の人々は、泪橋は逆に渡れなかったと見切りをつけます。
子供たちはジョーを信じていますが、何もやれることがなく苛立つばかり。
そんな中でジョー自身はと言うと…
ジョーは走ります。ドヤ街の面々をかき分けて。
ジョーはサンドバッグを叩きます。力石のテンプルの高さばかりを。
タオルを投げられ、リングで嘔吐し、惨めな姿を晒しながらジョーは、戦い続ける姿勢を捨てていません。
街中をふらふらさまよっていたときとは違います。
ある意味で矢吹丈はもう立ち直っているのです。
人生という正体不明の敵とのリングで堂々とファイティングポーズを取っています。
天国ってものがあったらいいね。
力石に今のジョーを見せたいよ。
力石は、今のジョーをかっこ悪いとは思わないし、もう心配もしない。
次の対戦相手は、日本バンタム級2位南郷です。
該当箇所
コミック:10巻 P.237~11巻 P.22
アニメ1:第62話「生きていた力石徹」~第63話「最後の挑戦」
アニメ2:第5話「幻の…あのテンプルを撃て!」~第6話「吠えろ…かませ犬」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
次の対戦を決める経緯が違う
アニメ1アニメ2では、ジョーがボクシング協会に出向いて次の試合を決めてきます。
アニメ1では前日に(一応)段平に断りをいれていますが、アニメ2では行き先を告げずに出かけて勝手に決めて帰ってきます。
原作では、この試合が決まった経緯は描かれていませんが、段平が試合に賛成するはずがないので大体同じような流れだったのでしょう。
アニメ2では子供たちがテンプル打ちの練習台に立候補する
山谷の子供たちが、防災頭巾や鍋をかぶってジョーに「テンプルを打ってくれ」と言いに来るのは、アニメ2だけのエピソードです。