「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーが初めてカーロスに会うのは、バンタム級2位南郷との試合のリングです。

白木ジムが招聘したというカーロス・リベラが試合前にリングで紹介され、カーロスは、両選手に激励の握手をする際「上位選手から」というマナーを分かった上で先にジョーのコーナーにやって来ます。

ジョーと南郷を見比べて、ジョーが上位だと思ったのでした。

カーロスは、陽気で派手でとにかくカッコいい選手です。

リングを自分のステージのように四方にアピールするその様子は…デビュー戦のジョーをクール仕立てにした感じか。

世界ランキング第6位
デビュー以来34連勝19連続KO勝ちでベネズエラの戦慄と呼ばれる
チャンピオンが対戦を避ける無冠の帝王

これがカーロス・リベラです。

ジョーが不調なので段平は、この試合のセコンドにつくのがいやだとさえ言っています。

ジョーひとりが、自分を取り戻そうと必死に戦っているように見えます。ジョーもそう感じているでしょうし、誰の助けも期待していないでしょう。

この会場にもうひとりジョーの復活のために力を尽くしている人がいることに、ジョーは気付いていません。

力石の死をムダにしたくないという強い思いから葉子がやろうとしていることは、想像以上のスケールで進行していきます。

スケールが大きすぎてジョーには葉子の真意が見えず、力石の死が重過ぎて葉子も自分の本心になかなか気付くことができないまま、何年もたってしまいますが…

該当箇所

コミック:11巻 P.23~ P.36
アニメ1:第64話「カーロス登場」
アニメ2:第6話「吠えろ…かませ犬」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

カーロスがリングパフォーマンスの前に客席の女の子をナンパしているのは、原作とアニメ1だけです。

さらにその女の子が南郷の彼女だという設定なのは、原作だけです。

カーロスのヘアスタイルも違います。

原作では、やや謎のカーリーヘアなのですが、このもじゃもじゃな前髪はアニメでは使えないとかで、絵を変えたそうです。

なぜアニメだとあの髪が出せないのか、私には分かりません。

この裏話は、『あしたのジョー』とその時代 という本に出ています。

作画監督の杉野昭夫氏が

原作でちりぢりの毛髪はアニメーションでは使えないので、
毛髪のかたちはあのように変えました。

『あしたのジョー』とその時代  森彰英著

と話していたと。

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