【あしたのジョー全出来事106】矢吹丈抹殺計画-次の対戦相手タイガー尾崎に決まる
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
復帰後のジョーの活躍は、他ジムからは良く思われていません。
若手が次々壊されるというので、主だったジムの会長連は、ジョーを抹殺する計画を立てます。
単純な計画です。
上位選手をぶつけてつぶすと。
段平のいない会議室で、ジョーの次の対戦相手は日本バンタム級チャンピオンタイガー尾崎に決まりました。
段平は、陰謀だと頭を抱えていますが、ジョーは、願ってもない話だと大歓迎の様子です。
確かに…
もしもタイガーに勝てば、よその会長たちも黙るでしょうから、いいチャンスではあるのですが、相手はチャンピオンです。
そしてジョーは、本当は万全の状態ではありません。
該当箇所
コミック:10巻 P.39~P.63
アニメ1:第59話「しのびよる黒い影」
アニメ2:第3話「地獄からの使者…矢吹丈」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
葉子の言動が違います。
原作、アニメ1、アニメ2とも、白木ジム会長であるはずの葉子はなぜか会長会議に呼ばれていませんが、用事で偶然協会に立ち寄った際に会議を知ったのでしょう。会議室にちらっと顔を出します。
葉子は、その議決を子供だましの手と切り捨て、白木ジムは総力を挙げて矢吹を討つと宣言。
そのまま会議室を後にしてしまいます。
ここまでは原作もアニメも同じです。
原作とアニメ1では、帰っていく葉子と1時間遅い嘘開始時間を教えられていた段平がすれ違います。
葉子は段平に、気をつけないと矢吹くんがもみ消されると伝えます。
アニメ2では、ふたりが顔を合わせることはありません。
代わりに葉子はその夜、泪橋にやって来ます。
ジムの上の土手でロードワークするジョーと会い、偶然通りかかったと言いますが…夜に山谷をドライブしないでしょ。
アニメ2の葉子は、ここでジョーにタイガー尾崎戦は気をつけてと伝えます。
ジョーが、チャンピオンへの道が開けるありがたい陰謀だと答えると、そんな言葉はあなたらしくないと、ジョーが本当はチャンピオンになど興味がないことを見抜いたようなことを言い、力石と戦っていた頃のあなたと今のあなたは違うと、核心をつきます。
以前は「チャンピオン」とか「なりたい」とか言う前に戦っていたと。
ジョーは、ならもう一度力石を連れて来いと言い返しますが…
このやり取りって、どちらの要求も難易度高すぎて、なんだかもう。
でも…、葉子はジョーの望みを叶えようとします。