「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

ジョーは、山谷へ帰ります。




エピソード

力石の死後、失踪して都内をふらふらしていたジョーでしたが、とうとう山谷へ戻ってきました。

でも何かが違います。

該当箇所

コミック:9巻 P.165~ P.191
アニメ1:第55話「さすらいのバラード」~第56話「よみがえる狼」
アニメ2:第1話 「そして、帰ってきた…」~第2話「男一匹花一輪…リングに賭けた」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

ジョーが山谷へ戻るきっかけが違う

原作とアニメ1では、ジョーがゴロマキ権藤事件で逮捕されるので、ニュースを聞いた段平が警察署へジョーを引き取りに行ってジョーを連れて帰ります。

放浪の終りに葉子、ウルフ、権藤と会い、ジョーの気持ちが多少動いていたところではありましたが、帰還は半ば成り行きです。

アニメ2では、逮捕はされず、ゴロマキ権藤とふたりだけで話す時間があり、権藤が「また試合を見たい」と言い残して去った後に自発的に帰ります。

権藤と別れたジョーが、夜の街を駆け出すシーンがあり、車中の葉子がそれを見かけます。

同乗していた幹之介が「いつかと同じように見間違えじゃないか」と言い、葉子が以前にも誰かをジョーと間違えていたこと、葉子がジョーの行方を気にかけていることが分かります。

山谷へ戻ったときのジョーの雰囲気が違う

このため、原作とアニメ1の、段平だけでなくドヤ街の子供たちや西と紀子がジョーを迎えに行き、車で泪橋までジョーを送り届けるエピソードは、アニメ2にはありません。

この時ジョーは、ドヤ街住人にたいそう歓迎されます。

少年院から戻ったときよりもずっと熱く迎えられますが、ジョーはうれしそうでもなく、激励を受け入れられないような顔つきです。

アニメ2では、ともあれ自分の意思で戻ってきたジョーです。

雰囲気に暗さはなく、失踪をまるで数日の不在だったかのようにカジュアルに振る舞っています。

ただし、段平に「一週間くらい世話になる」と言っていて、ずっと泪橋に留まりボクシングを再開するのかどうかは、まだ分かりません。

ジョーが西を力石と間違うのは原作だけ

警察署のうす暗い階段でジョーは、西を力石と間違えます。

西が痩せていたせいでもあるのですが、力石がいると言って悲鳴を上げているジョーは、さすがに惨めと言わざるを得ません。

西は、幻を見るようではアカン、薄汚れて、痩せこけてと、ずいぶんキツい言葉を並べ立てます。

大きな悲しみに遭ったとき、特に人が死んだようなときには、強制的に気分を切り替えるような何かが必要なことがありますが、西がそれを買って出たのか、単にこのところ勝ち星を重ねて8回戦に上がった自信がそういった態度をとらせたのかは不明です。

ジョーが西を力石と間違えるのは、原作だけの出来事です。

また、原作では西のところへ取材が来ていて、マンモス西も記事になるようなボクサーに出世しているようです。

ジョーおかえりパーティはアニメ1だけ

ジョーの帰宅を祝って紀子の手料理でパーティをするエピソードは、アニメ1だけのものです。

ごちそうの並ぶテーブルにつこうともせずジムの屋根裏へ上がってしまうジョーにキノコが、みんな気を使っているのになんだと抗議しますが、ジョーは、キノコをふり払って屋根裏へ消えてしまいます。

ジョーには、心を決める前にもう一度話しておきたい人がいたのです。

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