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【あしたのジョー全出来事139】植木市よりロープ際。カーロスとの対戦前夜

2021年1月26日

「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

エピソード

※エキシビションマッチ前日の話です。原作だけの対戦。

ジョーとカーロスのエキシビションは、ロバートの提案で重い8オンスのグローブを使う事になりました。

ロバートがそう言い出したのは、ジョーを恐れてのことだと見た段平は、少し安心したようですが、ジョーが本番でもロープ際作戦を敢行すると言うので、今度は怒り出します。

スパーリングでジョーがカーロスを本気にさせたのが、ロープの反動を利用したカンガルークロスだったのは事実だけれども、あれほどの選手が同じ手を二度食うわけがないというのが、段平の意見です。

でもジョーは、二度食わない敵だからこそ勝機があると考えているようです。

ふたりがトレーニングから泪橋に戻るとジムの灯りがついています。

紀子が食事の支度と洗濯をしていたのでした。

紀子は、今夜白鬚神社の植木市に行かないかとジョーを誘いますが、ジョーは、断ります。

植木市は、西が誘えと言ったそうなのですが…緊張がほぐれていいからと。

カーロスに集中したいときに植木市と言われてもねぇ…いえ、どんなに暇でも行かないでしょう。

それは理解するがジョーよ

おっちゃん行ったらどうだい

KCコミックあしたのジョー(12)P197 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

これはないだろ。

この日のジョーは、紀ちゃんの洗濯物の干し方に文句は言うわ、晩ご飯のお礼もないわ、植木市にはおっちゃんと行かせようとするわ…

段平は、オロオロしています。

紀子の恋の終りが近づいています。

該当箇所


コミック:12巻P185~202
アニメ1:該当エピソードなし
アニメ2:該当エピソードなし

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

まずエキシビションが原作にしかないイベントなのですが、ロープ際についてジョーとカーロスがあれこれ考えること全般が、原作にしか出てこない話です。

アニメにも、対戦中にはロープが利用されますが、事前に策を練ったり、その上を行く作戦を考えたりしている場面は、ありません。

原作では、二度の対戦でロープをどう利用するかが焦点になります。

力石のときのアッパーのポジションにあるのがカーロスではロープ際と言ってもいいくらいの重要度です。

もっとも…

最後は何もかも関係なくなるのですけれども。

紀子がジムのあちこちに洗濯物を干していてジョーが苦情を言うのも原作だけの出来事です。

次は試合直前。ジョーもカーロスも遊んでいます