【あしたのジョー全出来事82】蛇口の針金と葉子の白湯 力石の減量は続く
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
今回は力石が暴れだす場面です。
エピソード
力石の減量が限界を超えました。
深夜、地下倉庫の力石は暴れだし、鍵のかかったドアをぶち破って水道へと走ります。
しかし、たどりついた蛇口には針金が…
いきなり冷水を飲むと危険だという医師のアドバイスから、葉子がやったことでした。
代わりに葉子は、ポットの白湯を力石に差し出します。
飲んだほうがいい。飲まないと本当に死ぬ。頼むから飲んで…と思う場面ですが…
力石がこの白湯を飲まず足元にこぼすのは、皆さんご存知の通りです。
葉子の顔を見て落ち着きを取り戻した力石は、今夜からは鍵も見張りもいらないと言って、また倉庫へ向かいます。
鍵や見張りを己の弱さだと言うのかこの人は。
該当箇所
コミック:8巻 P.56~62
アニメ:第46話「死を賭けた男」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
大きな違いはないですが…
力石の履物と涙
アニメで水道へ走る力石はリングシューズを履いています。両足に。
そりゃ両足に決まってるだろって話ですが、原作では片足だけ靴を履いてもう片方は裸足なのです。
もうひとつ
アニメでは、白湯をこぼして葉子に礼を言う力石の目元がキラッと光ります。
そのまま背を向けて歩いていくので、その場にいた人は誰も力石の涙に気付かなかったと思いますが、アニメの力石はこのとき涙ぐんでいます。
BGMに力石のテーマが「書け名前を」と流れて、ますます力石に感情移入していると、この次の回が計量だという次回予告が入るので、ああやっと減量が終わる…と、うっかりほっとしてしまうのです。