「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

ジョーと力石が握手します。




エピソード

ウルフ戦は第4R。
このラウンドでもう一度倒れればジョーの負けです。

ウルフは、ジョーにトドメを刺そうともう一度左ストレートをくり出します。

クロスするジョーの右は弾かれ、ウルフの右でジョーが倒れる。

こうなるはずが、マットに沈んだのはウルフでした。

これが矢吹丈のトリプルクロスカウンターです。

トリプルクロスというのは

  1. ウルフ左ストレート
  2. ジョー右でクロス (ここまでがクロスカウンター)
  3. ウルフ、ジョーの右腕をはじきとばす
  4. ウルフ、右ストレートで刺そうとする (ここまでがダブルクロス)
  5. ジョー、ウルフの右に左ストレートでクロス

こうです。

丹下ジムの秘密特訓は、これをマスターするためのもので、ジョーは、はじめからコレをやろうとしていましたが、あまりに難易度が高く、これまで三度失敗していたのでした。

難しすぎるだろ。

クロス、ダブルクロス、トリプルクロス。

これは後の試合にもアレンジされて再登場する、とても重要なテクニックです。

ダウンしたウルフの顔を覗き込んだレフェリーは、カウントを中断して医師を呼びます。

勝った!

ジョーは勝ちました。

矢吹丈はカウンターの戦いに勝ったのです。

KCコミックあしたのジョー(7)P129 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

とは言え、ジョーもフラフラです。

段平と西に支えられて歩く花道に飛び出してきたのは、力石でした。

次はおれの番だという力石。

ジョーには返事をする力が残っていませんが、かすかに笑って、差し出された力石の手を握ります。

ジョーはこの後、たくさん試合をしてたくさんの勝利を手にします。

でも改めて考えると…

勝った試合の中で一番うれしかったのは、この試合でしょう。

と言うよりも

この後のジョーには、負けても爽快な試合やドローでも構わない試合はありましたが、本当にうれしい幸せな勝利は、これが最後です。

試合での両者のダウン状況はこちらに(原作での状況)
丹下段平は何度「立つんだジョー!」と言ったか 矢吹丈全52ダウンから検証 #対ウルフ戦

該当箇所

コミック:7巻 P.118~131
アニメ:第39話「勝利のトリプルクロス」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

試合後、力石とジョーが握手する時の葉子の顔つきが違います。

アニメでは、涙を浮かべてふたりを見ている葉子ですが、原作ではこのとき、緊張した表情をしています。

顔に汗…漫画の登場人物は顔に良く汗をかくものですが…

ジョーと試合するということは、力石の減量がはじまるということです。

「矢吹と戦うためにバンタムまでウェイトを落とす」

力石の決意はもう固まっていますが、葉子はその無茶な減量に反対の立場です。

 

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