「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返って行きます。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。

今回は、ジョーが泪橋に帰った夜、山谷の人々の大宴会の場面です。




エピソード

ジョーが少年院から帰った夜、ドヤ街の人々が丹下ジムに集まってきます。

矢吹丈退院祝い兼丹下拳闘クラブ発足会との名目ですが、まあ宴会です。

みんなが酔って騒いでいるのを、ジョーは隅の方でぼんやりと眺めているだけで、居心地が悪そうにすら見えます。

誰かに自分のことを祝ってもらったことのないジョーは、そのうれしさを表現する方法を知らず、黙って幸せを噛み締めていたのでした。

深夜。

ジョーは布団をかぶって泣きます。

それはジョーが人生で初めて体験する種類の涙でした。

ジョーはとても利口な少年だったので、世の中の人の心の中には「愛」と呼ばれるものがあるらしいということは、知っていたでしょう。

そして利口だからこそ、それは自分とは関係のないものだと考えていた、と言うより決めていたでしょう。
そう決めなければ過酷な境遇をくぐり抜けていけないから。

よく考えると、ジョーが以前にいた場所に再び戻ったのもこれが初めてだったのではないでしょうか。

泪橋は、やっぱりジョーにとって特別な場所ですね。

こうして、ジョーの人生で最も幸福な時期が始まりました。

該当箇所

コミック:5巻 P.85~87
アニメ:第24話「帰ってきたドヤ街」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメでは、宴会の途中でふらりとジムを出て川を眺めるジョーに段平が泪橋の由来を話します。

その後宴席に戻ったジョーは、突然笑い出し、今度は笑いが止まらなくなります。

自転車で付近をパトロールするおまわりさんが、飲み会に参加できないことを悔やんでいるのもアニメだけですが、この話はいいか(笑)

次の記事