【あしたのジョー全出来事236】段平の語る対ホセ戦心理的優位とは
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。
アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。
エピソード
矢吹丈は世界タイトルを獲れるのか。
新聞記者は、丹下ジムに押しかけ、段平に勝算のほどを尋ねます。
歯切れの悪い段平でしたが、一縷の望みはあると考えています。
カーロスです。
ジョーは、ホセが対戦を避けていたカーロス・リベラと互角に打ち合った。
その後の試合でホセはカーロスをKOしますが、それはジョーがカーロスに与えたダメージによるもの。
つまり、
パンチドランカーになる前のカーロスなら、ホセに勝った可能性もないわけではなく、そのカーロスとジョーは、同等の力がある。
ホセ≠カーロス≠ジョー
と、段平はこう言っているわけですが…
どうでしょう?
クロスカウンターがテコの原理という理屈に比べたら、まだ納得できますが…
ベストコンディションのカーロスとホセならどちらが強かったのか、今となっては確かめようのないことです。
ではカーロスとジョーはと言うと…
実力ではカーロスの方が上だろうと思うのですよね。
ジョーの強さは、対戦相手とその状況によって大きく変動します。
互角に打ち合えたのは、カーロスに魅力があったから。
やっていない敵と比べてどちらが強いのかは、誰にも分かりません。
だからこそジョーが勝つ可能性もあるのですが。
該当箇所
コミック:19巻P141~151
アニメ2:第40話「燃えろジョー…標的が近い」
コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。
原作とアニメの相違点
段平の理論は、どちらも同じです。
その時ジョーのしている練習が違います。
アニメではひとりでサンドバッグを叩いていますが、原作では、あちこちのジムからかき集めたスパーリングパートナーを軽々と倒しています。
今のジョーは、気力に漲り、これまで以上に強くなっている。
そんなふうに見えます。