「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

ジョーは、当然カーロスと対戦するものと思っていますが、段平は、さぱりしません。

原作では、怒ったジョーが丹下ジムを飛び出してしまいます。

該当箇所


コミック:12巻 P.110~112
アニメ1:第76話「燃える挑戦状」(家出はしない)
アニメ2:該当エピソードなし

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

ほぼ原作だけのエピソードです。

原作での流れは…

カーロスと原島の試合を観たジョーが、すこぶる上機嫌で泪橋に帰ると、段平は、ひとりで呑んでいました。

そうとは思わせずに原島をKOしたカーロスの手腕に感じ入っているジョーは、興奮が収まらず、カーロスカーロス言っていますが、段平は食いつかず、どうも噛み合わない雰囲気です。

サンドバッグを叩き始めたジョーに段平は、拳闘界にお前の居場所はないと言いだします。

この期に及んで段平何を…

ジョーは構わず、カーロスカーロス言い続けます。

段平は、できそこないのカーロスがタイガー尾崎を1分でKOすると宣言したと笑っていますが、ジョーが「力石の再来だ」と言うと顔色が変わります。

ジョーの口から力石の名前が出て、怖くなったように見えます。

リングで苦しみ傷つくジョーをこれ以上見たくないのに、カーロスを力石と同じように思われては、あの悲劇が想起されるのでしょう。

段平は、必死で「カーロスに実力などない、グズ野郎だ」と言い聞かせようとしますが、ジョーは、段平が本心ではそう思っていないことを見抜いています。

なおも「ボクシングから足を洗え」と説得する段平に腹を立てたジョーは、

オレはオレの歩きたい道を独りだけで歩く

KCコミックあしたのジョー(12)P112 (c)高森朝雄・ちばてつや2012

と言い残して、ジムを出て行ってしまいます。

なんだか…

安全な道を行かせたい親と大きなことに挑戦したい子供→親子喧嘩→息子家出

完全にこの構図に(笑)

ジョーの生い立ちを考えると、こんな経験できてよかったねと。

ジョーは、段平が内心でカーロスを認めていることも、試合が決まってしまえばもう邪魔しないことも分かっています。

アニメ1では、家出はありません。

カーロスのKO予告を新聞で知ったジョーが、タイガーの次は自分だとはしゃいでいるのを段平が複雑な表情で見ている場面があるだけです。

アニメ1の段平は、ジョーを復帰させる気はあるように見えますが、カーロスはあまりに強く、あまりに格上なので、そんな試合が実現するのか、実現したとして勝負になるのかと心配しているふうです。

強く格上の相手としかやりたがったことのないジョーなのに…段平の苦労は絶えないね。

アニメ2でも家出はなく、段平がジョーのリング復帰に二の足を踏むこともありません。

ジョーの再々デビューだと喜ぶ西に段平は、なんかとカードを組んでみるよと話しています。

段平が奔走するまでもなく、カーロスとジョーの間で勝手に試合が決まりますが。

…ロバートの苦労も絶えません。

 

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