「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。

アニメ、漫画の該当箇所も書いておくので「あの場面は、何巻だっけ?アニメの第何話だっけ?」と思った時にもご活用ください。




エピソード

国友ジムを出たジョーは、ゴロマキ権藤と再会します。

該当箇所


コミック:該当エピソードなし
アニメ1:該当エピソードなし
アニメ2:第7話「さまよえる…野獣のように」

コミックの掲載箇所としているのはKCコミックでのページです。

原作とアニメの相違点

アニメ2だけのエピソードです。

国友ジムでタイガー尾崎との再戦を断られ、乱闘になってまた吐き、雨の中へ放り出されてフラフラしているジョーに、ハンカチを差し出す男が。

男はゴロマキ権藤でした。

素晴らしいカムバックだったと言う権藤にジョーは、最近の三連敗も見てるだろう?と聞きますが、権藤は、勝ち負けでは判断しない、ジョーのファイトはどんな試合でも一級品だと答えます。

どんな試合でも

ジョーのファイトは一級品

そうそう私はそれを言いたかったんだよ。

どんな姿を晒しても、ジョーの戦意が鈍ったことは一度もありません。

今日だってそうだったのです。

段平が試合を組めないのが分かったら自分でタイガーのところへ乗りこんで行った。

色よい返事が来ないのは承知だったはず。

それでも突破口を探し続ける心の強さ。

段平に「ボクサーとして死んでいる」と言われ、国友には「リングは君をお呼びじゃない」と言われたこの日、権藤に会えてよかった。

…アニメ2だけの出来事ですが(笑)

原作では、この頃のジョーはドサ回り中です。

アニメ2では、ドサ周りはあまりに陰惨な感じになるので避けて、代わりに段平や国友の態度でジョーの進退窮まった状況を表現したのかな?と思います。

権藤は、相変わらずの稼業なのでしょう。

やばくなって来たのでしばらく逃げると言って、一緒にどうです?とジョーを旅に誘います。

権藤のトランクをじっと眺めていたジョーの心は、少なからず旅に惹かれていたように見えますが、今行くわけにはいきません。

まだ帰ってきたばかりだと言って旅を断るジョーに権藤は、その答を知っていたような顔で頷きます。

ジョーに改めて決意しなおさせるために誘った?

別れ際に権藤は「差し出がましいようですが、ここはひとつ頑張ってください」と言います。

「差し出がましいようですが」

この人は、本当に本当に矢吹丈のファンなのですね。

私には、ずっと応援していたアスリートがいます。

選手に伝えたいことがあるとすれば、結局は「頑張って」なのですが、いつでも心の半分で「差し出がましいよね」と感じていました。

「頑張って」というのは、その競技を頑張ってということを言っているわけで、選手もそういう意味としか取らない言葉でしょう。

だとすれば、「頑張って」と言う時、選手に少しずつ強要している。少しずつ今日やることを限定させて、少しずつ選手の未来を変えようとしているのではないのかな?と、ずっとそんな気持ちがありました。

赤の他人なのに…

それでも、選手自身が現役でいる間は「頑張って」と思い続けますし、「やる」と言っている人に、最近流行の「頑張らなくていいんだよ」とか失礼でしょ。

なので言葉にするならやっぱり「差し出がましいけど頑張って」なのです。

社交辞令や、試合を見て楽しみたいという程度の応援では、決して出ない言葉だと、私はそう思います。

ところでジョーは、「まだ帰ってきたばかりだ」と言って旅を断っています。

深読みすると、今やっていることが済んだらまた旅に出る、いずれは旅に出たいと言っているようにも聞こえます。

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